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創作にドラマあり 厳選記事集

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2020年12月4日~2021年1月8日にかけて、noteとUnity Japanで実施したお題企画「#創作にドラマあり」において、選者であるUnity Japanが厳選した記事…
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100日間マンガを描いたら、キャラクターがこちらに語りかけてきた

水島新司は、原稿を描き終えるまで、そのストーリーに出てくる試合がどんな結果になるのかわからないらしい。 浦沢直樹は、自分のマンガのキャラクターがいつも勝手な行動を取るので困ってしまうそうだ。 「左ききのエレン」のかっぴーさんはインタビューで、「脳内にいるキャラクター達が会話しているのを聞いてセリフに書いているだけ」と言っていた。 いや、さすがに無理あるでしょ 正直そう思ってました。物語やキャラクターは作者の頭の中から生み出されるものなのだから、キャラクターの発する言葉はお

40過ぎて苦手なことに挑戦したらいい感じのドラマが待っていた

挑戦の定義は人によって様々だ。 つくづくそう思う。 例えば記録になるような数字を出すことだったり、社会に貢献をもたらすようなことだったり。 誰が聞いても「それは挑戦だね」って拍手喝采されるようなものもあれば、そうでないものもある。 そうでないもの。 それは、世の中的にはなんでもないようなことだけど、その人にとっては一大事。 勇気を出して踏み出した一歩だったりとかね。 で、僕はこっちの「そうでないもの」を大事にしたいと考えてる。 できっこないをやらなくちゃ サン

ずっと伝えることがこわかったけれど、裸のこころで書いてみた。(#読書の秋2020ポプラ社こどもの本編集部賞 受賞しました)

今年の5月頃って、ほんとうになんかわけがわからないほど、 くさくさしていて。 身近な人にやさしくできないでいて。 語調だって、無意識に乱暴だったと思う。 非常事態宣言が解けて、止まっていたものが 動き始めますっていう時期だったから。 じぶんでも、戸惑っていたし。 またなにかを1から築き上げたりするのは勘弁して ほしいって気持ちもあった。 来し方行く末っていうけれど。 ほんとうにわたしの来し方、つまり過去ってほんとうに なんだったんだっていう感情にまみれていた。 そ