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英語学習9年間大全

こんにちは。とげまるです。

最近学習初期段階でどんな勉強をしてきたのかについて聞かれることが増えたので今日はTOEIC405点から約9年間の独学を経て英検1級、TOEIC満点、国連英検特A級、ケンブリッジ英検CPE(C2 proficiency)、IELTS7.5を取るまでどんな学習をしてきたのか各レベルに基付いて話していきたいと思います。

Twitter等でもすでに発信しているのですでにご存じの方も多いと思いますが私が英語学習を始めた時の英語力(2015年3月時)はTOEIC405点、英検2級からのスタートでした。

2015年 9月 TOEIC公開テスト初受験 730点

学習を始めて半年で405点から730点まで伸ばしました。
当時の具体的な学習法は英検準1級とTOEIC700点を目標にしていたので英検準1級の語彙、イディオム問題500(旺文社)、英検準1級の過去問、TOEICボキャブラリー990, TOEIC金のフレーズ、TOEIC公式問題集を使って勉強していました。
具体的な学習法としてはまず英単語の暗記に力を入れていました。この時点で高校までに習う英文法や英単語に知識の抜けや漏れがある場合は市販の英文法書(evergreenなど)や大学受験用の英単語帳または英検2級のパス単等を1冊購入してやり直すことをオススメします。

私の場合英検2級レベルの英単語や英文法書を見て抜けや漏れがあった所は再度確認してからTOEIC, 英検準1級に必要な英単語を覚えることに注力していました。英単語の暗記は午前中に行うようにし夜寝る前に覚えられているか確認をするようにし、週末にその週で覚えた単語の確認を行うようにしていました。
昼間は英検の過去問、TOEIC公式問題集の演習に力を入れていました。方法としてはいきなりフルで過去問や模試を解くのではなくパートごとに分けて解くようにしていました。

例えば以下のようなやり方で

月曜日    英検の語彙問題&復習、TOEIC TEST1リスニング part1, part2&復習
火曜日    英検の長文問題&復習、TOEIC TEST1リーディング part5,6&復習
水曜日    英検のリスニング問題&復習、 TOEIC TEST1リスニング Part3,4&復習
木曜日    別年度の英検の語彙問題&復習、TOEIC TEST1リーディング part7&復習
金曜日    別年度の英検の長文問題&復習、TOEIC TEST2(月曜日と同じメニュー)
土曜日    別年度の英検のリスニング問題&復習、TOEIC TEST2(火曜日と同じメニュー)
日曜日    その週でやった英検の過去問の復習、TOEIC TEST2(水曜日と同じメニュー)

当時は1週間のメニューを決めて予定通りに英語学習を行うようにしていました。具体的な復習法としてはリーディングは間違えた原因を分析し(知らない単語がないか、文法で欠落している知識はないのかを確認する)もう一度頭から読み直して正しく読めているか模範解答に掲載されている和訳と照らし合わせながら確認するようにしていました。
リスニングについては間違えた問題をもう一度聞きなおして間違えた原因を分析(単に聞き取れないのか知らない表現がないかを分析)、スクプリトの精読を行いその後スクリプトを見ながらオーバーラッピングを5回行い、さらに何も見ずに聞き取れるか確認するようにしていました。それを半年行った結果TOEICのスコアが405点から730点まで伸びました。

2016年 1月 TOEIC845点、2月 英検準1級合格

2016年の1月にTOEIC845点と初めて800点を超え、2月には英検準1級に合格することが出来ました。この時期に行った勉強法は基本的にTOEIC700点を目指していた時と変えていませんでしたが、模試や過去問を解くペースを変えるようにしていました。これまではパートごとに分けて解くようにしていましたが、TOEICにも大分慣れてきたので究極の模試やメガ模試などを買い込んでフルで解く練習を行うようにしていました。
実戦形式で問題を解き、そのあと復習(上記のやり方と全く同じ)を行うようにしていました。しかしリスニングの勉強法は何も見ずに聞くというプロセスについては通常速度から1.2倍速に変えて聞くようにしていました。負荷をかけることで大分本番のテストではリスニングが楽に聞こえて300点後半で伸び悩んでいたリスニングのスコアが415点まで伸びました。

また英検準1級の方も1次試験は86/99、2次試験も1発で合格できました。ここで自分の英語力は1段階上がったなと実感できました。

2017年 1月 TOEIC 930点、2月英検1級合格

2016年の9月でTOEIC905点を取得し念願のTOEIC900越えを達成でき、また10月には英検1級の1次試験に1発合格することもできました。
この時期は大学を卒業するまでに英検1級、TOEIC900越えを達成するという目標を掲げていたので勉強メニューは上記で紹介した通りにやりつつ、参考書は英検1級過去問、英検1級英単語大特訓(植田一三先生)、TOEIC公式問題、韓国TOEIC公式問題を使うようにしていました。

TOEICの方は850~870は安定して取れるものの中々900越えができずに苦戦していたのでより実践で取り組める問題を増やしたいという考えから国内の模試だけでなく韓国の公式問題を使って毎日TOEICの模試と格闘していました。復習法は基本上記に紹介した通りの方法で続けていましたがスクリプトを見ずに聞くプロセスについては1.2倍速から、1.5倍速または2.0倍速で聞くようにしていました。その結果リスニングは安定して450前後は取れるようになりました。
リーディングについては英検1級の勉強やTOEICの韓国模試を使って難易度の高い英文に触れる機会を増やしたので430辺りで伸び悩んでいたのが450~460で安定するようになり結果的に2016年の9月で905点(L 455 R 450),
2017年の1月には930点(L450 R480)を取ることができました。

英検1級については準1級と難易度が違いすぎて苦戦していました。初めて過去問を解いたときの正答率は4割程度、また圧倒的に語彙が不足していたので過去問に出てくる語彙は正解、不正解に関わらずすべて暗記、英検1級英単語大特訓の方も英→日が即座に言えるまで覚え、それが出来たらライティングの練習の一環としてその覚えた単語を使って自作英文を作るようにしました。1次試験や2次試験の勉強法については以下の過去記事に紹介してあるので参考にしていただければ幸いです。

2017年 9月 TOEIC 955点

2017年の9月に初めてTOEICのスコアが950点を超え、11月には975点を取ることが出来ました。この時はバリバリのTOEICerで国内のTOEICの模試や韓国の模試を買い揃えては毎日通勤前に金フレとセットにして格闘していました。個人的にTOEIC900点を超えたらTOEICの模試を解きまくって復習を積めば950くらいまでは簡単に突破できると思います。

また2018年の3月からTwitter英語垢を始め、学習仲間が主催する勉強会やTOEICに関する情報交換や反省会など積極的に参加するようになりました。Twitter英語垢は英語学習のモチベーションを維持するのに最も効果的な方法だと思います。そのおかげで2018年の12月には980点、2019年の3月には985点と夢の990まであと一歩まで迫りました。

しかし990までの道のりはとても険しくまた同時にTOEICのスコアは985まで伸ばせたもののそれに相応する英語力が身についてない現実にも向き合うことになりました。具体的には英語が喋れない、海外のニュース記事やCNN,BBCが全く理解できないという点です。今考えたら当たり前ですが当時はあれだけTOEICのために時間を使ったのに英語力そのものは伸びていないギャップに苦しんでいました。

そこで2019年あたりからTOEICのマテリアルだけでなくThe EconomistやForeign Affairs, Japan Timesといった英字雑誌や英字新聞、CNN EE, BBCを積極的に聞いて聞き取れなかった個所は何回も再生したりスクリプトが付いているものについてはオーバーラッピングや精読、わからない表現や英単語の確認を行うようにしていました。

最初は知らない英単語ばかりで苦戦しました。。(The Economistの記事を読むのに3時間くらいかかっていました)しかし徐々に知らないことを潰していき一文一文をしっかりと理解するというのを毎日続けた結果理解できる記事も増えていき徐々に英字雑誌や英字新聞の精読が楽しくなってきました。

英文記事の精読方法についてはこちら。

2021年 8月 国連英検特A級合格、9月 TOEIC990点取得

2021年の8月に最終目標の1つにしていた国連英検特A級に合格することが出来ました。当時やっていた勉強法については以下の過去記事に掲載していますし国連英検の合格体験記でも紹介しています。(2021年度第1回)


国連英検についてはまんちゅうさんの勉強会に参加することを強くオススメします。1次試験で出題される国連に関する知識、国連英検に出題される語彙や文法の使い方を学べますし2次試験対策では実際の試験よりレベルの高い水準で実践形式で練習することができます。(あくまで個人の感想)この勉強会に参加したおかげで憧れの資格だった国連英検特A級に合格することが出来ました。

また当時の勉強方法は英字新聞や英字雑誌を読んだりCNN  EEやBBC news, BBC learning Englishを毎日聞くことを日課にし問題集を使って解くから生の英語に触れるという学者スタイルに切り替えました。このスタイルに切り替えたおかげか2021年の9月に初めてTOEIC990を取ることが出来ました。

2022年 7月 IELTS7.5取得

2022年の7月にIELTSを初受験しました。TOEFL iBTを受験しようかとも考えましたがイギリス英語が好きだったということもありIELTS8.5を次の目標に見定めて去年の7月に初受験しました。

初受験の結果はOA7.5(L8.5 R8.5 S7.0 W6.5)でした。どこかのセクションで後0.5取れていればOA8.0が取れていたこととライティングだけ唯一7.0行かなかったのが悔しい結果となりましたが今年またIELTSを受験する予定なのでOA8.5を目指して引き続き頑張ります。

当時の勉強法はこの時点でIELTSに出てくる英単語や表現で知らないものはほぼなかったのでリーディングとリスニングについてはひたすら公式問題集を使って演習中心に学習していました。

演習方法は問題を解いて答え合わせを行う→間違えた問題の分析→復習(TOEICの時と同じやり方)→2週間経ったくらいでまた同じ問題を解く。※ただしリスニングは1.2倍速で解くというサイクルでやるようにしていました。

ライティングについては小谷先生のIELTSライティング徹底攻略という本がオススメです。それぞれのタスクにおいてどのようなアプローチを取って書けば良いのかまたライティングで使える語彙や語句のパラフレーズ、コロケーションまで学べるのでオススメです。特にイントロの書き換えや実践形式でパラフレーズ出来る問題はかなり勉強になりました。

スピーキングについてはHiroさんという方のnoteがオススメです。実際の試験で出題されたさまざまなトピックが掲載されているのでそれを使って練習するようにしていました。

使い方としては与えられたトピックに対する原稿を書いてみる(使えそうな関連語彙を意識する)→暗唱→録音→発音や表現等軌道修正するというステップでスピーキングの練習をしていました。

あとIELTSの勉強をされている方はモチベーションアップの一環としてIELTSオフ会に参加することをオススメします。海外留学などを目標にされている方々がIELTSで目標スコアを取るために集まっている勉強会でIELTSに関する勉強法や情報交換など貴重な情報を沢山聞くことが出来ます。

2023年 6月 2度目のTOEIC990取得

今年の6月に2回目のTOEIC満点を取ることが出来ました。TOEIC満点を取るためにどんな勉強をしてきたかについては以下の記事に掲載しています。

通常の学習では平日に英文記事を7記事以上、休日は10記事以上読むことを目標にし、それに加えてCNN EEを使ったトレーニング、youtubeで3分〜5分くらいの長さのBBC newsを毎日5本見るようにしていました。TOEICの前日には公式問題集等を使って本番同様に時間を測って模試を解くようにし弱点の補強や知識の漏れがないかを確認するようにしていました。その結果今年の6月に受験したTOEICでは無事2度目のTOEIC満点を取ることが出来ました。

2024年4月 ケンブリッジ英検CPE合格

以前この記事にも書きましたが最終目標としていたケンブリッジ英検CPEに合格することができました。

無事全技能CEFR C2で合格出来ました。ケンブリッジ英検CPEに合格するためにしてきた勉強法は以下の記事に書いたので参考にしてみてください。

最終目標を達成したとしてもまだ英語学習の旅は終わりません。次の目標であるIELTS8.5、英検1級で全国1位に向けてまた歩み始めていきます。

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