【コラム】netが世界、人類を滅ぼす 1.便利の末の不要
netの世界に皆さんは何を求めているのでしょう？
中学生以上の国民の、81％がスマホやタブレットを持っている現在、学校でも職場でもnetに接続する機会はますます広く、深くなっています。
遅れがちな日本ですら情報はnet上に溢れ、便利に利用できる人間は多大な恩恵を受けているのでしょうか。
少なくとも否定できる進化ではありません。
進化のスピードに人間も社会のしくみも追いついていないのが現状でしょう。
しかも、あと戻りもできない。
懸念されることのひとつ目は、
「人間はひとつ便利になると、ひとつ大切なものを失っていく」気がすることです。
重たい飲料を買いに行く必要がなくなり、net注文ですぐに自宅へ届けてくれる。
今日の飲み会に開いているお店を予約するのも、サクッと検索して、簡単に予約完了。
メンバーにはLINEでお知らせしてあっという間に無料完結。GPS機能で行き方も教えてくれる。調べたいことがあったら、ググってみればnet上の溢れた情報が見放題。等々
数え上げればキリがない程、世の中は便利に進んでいます。net様々です。
ついていけない年寄りなんぞ知ったことではない、利用できない奴はバカ。
果たしてそうなのでしょうか？
netを利用することが悪いとは思いませんが、工夫することを忘れていきませんか？
考えること、体を使うこと、他人と話してみること、試してみること、どんどんと忘れていくような気がしてなりません。人類の退化が始まることはないのでしょうか。
人間の細胞に質問できればわかるかもしれません。
世界は、人類はnetに何を求めているのでしょう？究極の便利と合理性であるなら、人間そのものが必要なくなるのでは。
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