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イースター

2022年4月17日はイースターだ。アルゼンチンではパスクア(pascua)と呼ばれている。先週(パスクアの前)、日曜日に、教会ではオリーブの枝を配っていた。

そして今週は聖週間、セマナサンタ(Semana Santa)と言って、木曜日から日曜日まで休み。国によって金曜日から月曜日まで休みのところもあるみたいだね。連休になるので、たくさんの人たちが旅行をするために、ブエノスアイレスを脱出する。

このパスクアの習慣は国によっていろいろあるようだ。最近、日本のディズニーランドとかでもイベントがあるらしいけど、あまり定着はしていない様子。毎年日付が変わるから、そういうのは定着しにくいんだろう。

卵型のチョコレートが数週間前からスーパーやケーキ屋さんで見かけるようになる。いわゆるイースターエッグだ。子どもたちにこのイースターエッグをプレゼントする光景はいろいろな国でも見られると思う。

アルゼンチンでは、セマナサンタ(聖週間)には肉を食べないという習慣がある。
肉はキリストの肉を象徴しているかららしい。なので、肉の代わりに魚を食べる。アルゼンチンの人たちは普段あまり魚を食べないけど、この週は積極的に魚を食べるそうだ。魚屋さんでも、この週のためにセールしたりする。
でも最近はこの習慣は少なくなってきているようだ。牛肉の国、アルゼンチン。みんなが集まればアサード、アルゼンチンの焼肉をする。だからセマナサンタだからと言っても気にせず、アサードをする人たちも多くなっている。

もう一つ、アルゼンチンではロスカ・デ・パスクア(la rosca de Pascua)を食べる習慣がある。
ロスカ・デ・パスクアはリング状のケーキで、上にはナッツやクリーム、そしてゆで卵が飾られている。ケーキとゆで卵。なんとも不思議な組み合わせ。チョコレートの卵なら歓迎だけど、ゆで卵はちょっと...。このケーキはもともとはイタリアがオリジナルらしい。ゆで卵は誕生と生殖能力の象徴として飾られているそう。本当ならウサギがその象徴として扱われていると思うけど...?。しかも、そのゆで卵は食べないらしい。食べないなら、なおさらチョコのほうがありがたいんだけどな。

ロスカ・デ・パスクアの写真とスペイン語のオリジナル記事

みんなが休んでいる間、私は普通に木・金は仕事だ。夜は相変わらずうるさいけど、昼間は街中の人が少ないせいで、少し静かなのはちょっとうれしい。

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