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成長の一歩目と、その足が止まるとき


成長のためには変化が、変化のためには試すことが必要。
成長は、他人の考えを受け入れなくなったときに止まる。



1)はじめに

成長は生きていく上でかかせません。歳をとってからも若々しい人とは、見た目ではなく、成長を続けている人です。
 一時は、意識高い系の言葉と揶揄されたようにも思いますが、成長しない自分を想像したら、私は絶望するかもしれません。
 この記事では、成長の最初のステップと、成長が止まるときについて述べていきます。

2)変化、試み

現状維持では、後退する・・・なぜか

現状維持では、後退するばかりである。

ウォルト・ディズニー

ディズニーの言葉を引用しましたが、似通ったことは多くの先人が口にしています。なぜ現状維持なのに後退してしまうのか。それは、周りは成長していくからです。
 もし、小学校1年生の勉強だけを毎年繰り返している人がいたら、周りの人と比べて遅れを取っていくのは明らかです。それなのに、毎年同じことを繰り返している大人が多く見られるのは不思議ですね。

成長のためには変化が必要

同じことを繰り返しても成長はしません。せいぜい、定着するだけです。筋トレも徐々に負荷を上げていくように、変えていく必要があります。
 伝統を守る、先例踏襲というと聞こえはいいですが、新しい試みを考えることを放棄しているということでもあります。

変化のためには、まず試すこと

成長のために変化が必要だとしても、いきなり変えると混乱を招きますし、その規模が大きければコストもかかります。そのため、変化の前にまずは小さく試すことが欠かせません。
 アイデアを考え、試してみて、フィードバックをし、次に活かす。正にPDCAサイクル(Plan Do Check Act)で、これを細かく回すことが最初のステップです。
 ところが、PDCAサイクルを知っているというだけで、実践している人は少ないように思います。あなたは今月、サイクルを何周させましたか?そもそも、何かを試しましたか?

3)成長が止まるときは

いくつになっても成長はできる。ただし・・・

歳をとってもからでも成長できますが、条件があります。それは、間違えたり、他人から注意されたりしたときに、素直に受け止め、改められるかどうか。
 老人ほどこれができないから、成長しないイメージを持つのでしょう。もちろん、老人に限らず、できない人は成長しませんけれど。子どものテストの点数よりも、見直しをしっかりしたかどうかを気にしてあげてくださいね。

過ちて改めざる是を過ちという

孔子 / 論語

成功ではなく成長を

世には成功を謳う本や言葉があふれているように思います。大抵の場合、お金を多く稼ぐことを成功としているようです。(お金に対する私の考え方は、下記の記事をご参照ください)
 ただ、成功をゴールとする人が成功したら、足が止まってしまいます。一方、成長には終わりはありません。成功はチェックポイント程度に考えていたほうが良いでしょう。
 成功してふんぞり返っているような人は、成長を止めた人です。他人からの指摘を素直に聞き入れませんから。

4)おわりに

成長は人生を彩ってくれます。また、「より良くなる」ということは、私の考える幸せの要素の一部でもあります。そんな成長のための第一歩は、試すこと。成長のための心構えは、素直な心というお話でした。


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テストやゲームには、どちらも試すという意味が含まれている。

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