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春の七草
君がため
春の野に出でて
若菜摘む
わが衣手に
雪は降りつつ
中学の時に暗記させられたはずが、うろ覚えだった句を思い出しました。本日の遠州地方は曇り。雪ではなく(滅多に降らない)、パラパラと雨が降り始めています。その前に畑の菜葉を摘んで、七草粥を作ります。
うちの畑には、今シーズンは、大根、蕪、菊菜(春菊)、東京べか菜、ちぢれからし菜、スイスチャード(大半が寒くて不機嫌)、スナップえんどう、グリーンピース、空豆、ライ麦が植わっています。
で、この寒いのにてんとう虫は絶賛活動中。それ以外にも姿は見えませんが菜っぱや大根を食べる虫がいます。
中にはオレ様の大根を無断で齧っている奴がいます。
でも向こうからすれば、「オレ様の大根を、ある日突然、一本丸ごと抜いていく人類め」と思っているかもしれない。
ので、お互いに寛容になり、分け合うという精神が大切かなと思っています。虫がいない畑はある意味恐ろしいので。
もちろん、農薬を散布する慣行農業がないと、今のレベルでの人類の生活は維持しようがないので、それを否定はしないけど(実際、世話になっている)、自分で畑をやってみると、ここにいる昆虫やダンゴムシたちが全員死滅して存在しない畑というのは、違和感を感じずにはいられないですね。
好きな物を植えて、ほかの生き物にも多少還元しつつ食べる生活を続けたいです。スーパーで買うだけだった頃には感じませんでしたが、育ててみると、「自然の恵みってこういうことか!」と実感できます。農地がなければプランターでも野菜は育てられるので、プチ農業、オススメです。
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