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ワークライフバランスって意味がわからない

正月三日目は仕事三昧。某楽器のカタログのデザインとライティングの同時作業に追われています。

正月に仕事というと、「休みなのにお仕事大変ですね」とか言われますが、私は「ワークライフバランス」には興味がありません。Work is part of my life ですよ。仕事と人生を分けるなんて、ナンセンスじゃないですか。イヤなら即刻辞めればいい。 この考え方は勤めていようが起業していようが、私の中では不変です。

ちなみに広告業界の端くれ(もはや地の果て)で仕事して、あと数年で20年が経ちます。仕事はずっと好きでした。極度な内向型気質のため、「フロー状態」で仕事をし続けることに快感を感じます。特に文章を書くのは、その行為そのものに快感があります。こうやって、ほとんど誰にも読まれない文章だって、永遠に書いていられる。

でも、広告業自体は今後縮小していきたい。物を売るという活動に加担したくないんです。お金にも名誉にも関心がないし、目下の目標は自給自足の生活の実現です。

ところで、昨年、畑を始めて以来、生きていくために働くってどういうことかを考えるようになりました。収穫があっても出荷しないから、一銭もお金にはなりませんが、けっこう採れて、結果的に自給率は上がるので、畑仕事=明らかに「食べるために働いている」と言えるでしょう。

一方で、お金もらって食べ物を買って食べるのも、生きるための行為に違いはないけど、働いて自分の時間ばかり毟り取られて、ろくなものを食べない生活をしたりなんかすると、それは生きるために働いているとは言えなくないのか?とか。

お金欲しいという感覚から完全に解放されたら、非常に楽です。休日に仕事しても損した気分になりません。むしろ誰からも邪魔されず、静かな環境で作業できてサイコーに幸せです。お金に纏わる欲望と不満が、いかに人の幸福感を目減りさせていることか。実際はお金より時間の方が何万倍も貴重なのに。その時間を好きな仕事に費やせれば、その方が私は幸せですね。

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