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モロヘイヤの種から学ぶこと

今日は外が寒いので、梅の枝を切るのは断念し、かわりに昨年の晩秋に収穫したモロヘイヤの種を鞘から取り出す作業をしています。

野菜を育てること自体がほぼはじめてだったので、モロヘイヤも植えたことはありませんでした。当然のことながら、モロヘイヤの種がどのようにできるのかも知りませんでした。

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モロヘイヤの種、緑色の時は正直言って気持ち悪いです。毒もあるし。

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それが枯れて熟成すると、なんかギンギンだった感じがなくなり、なぜか心惹かれる姿になります。

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特に、割ってみた後の鞘の内側が美しい。鞘は縦に五つの部屋に分かれていて、その中に小さな種がビッシリ入っています。とてもシステマチックついでに言うと、鞘のつき方も法則に則っています。

まあ、どんな植物にもそれぞれに法則があり、極めて合理的に育ちますが、それをひとつひとつ目の当たりにすると、植物が作り上げたその美しい世界に、いちいち畏敬の念を抱かざるを得ないんですよ。

世の中には仕事効率化の本とかがたくさん溢れているけど、ああいうの読むより自然を観察した方がヒントは多いと感じますね。人間が頭で考えることなんて、たかが知れている。くだらない本も多いし。アイデアは、自然界からパクる方が合理的だと思う。

モロヘイヤの種のでき方のように作業をこなす… つまり、整然と、小さなタスクを整理してまとめれば、たぶん美しく効率よく物事が進むのかなと。部屋もこうやって片付けるといいのかもしれない。

自然というのは常に、その瞬間、最も合理的な方向に向かって動いているという話を聞いたことがありますが、私から見ると、カオスとシステムが混在している印象です。でも、このカオスも実はもっとマクロな視点で見たらシステム化されているんだろうか。

一生かかっても解けない謎を、少しずつ解明していく楽しさを今年も味わいたいです。

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