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畑から、新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。去年までに書いていた記事は、全部気に入らなくて消しました。今年はやりたいことを、もっと加速させようと思います。

2019年は畑を開墾し、人生ではじめて「そこそこの農作業」をやりました。これまで植物との相性はイマイチと思い込んでいたのですが、そんな私が植物と向き合うことになったきっかけは、「ぼくはお金を使わずに生きることにした」という著書を読んだことです。この本の著者が、そこらへんに生えている植物や、自分で育てた農作物を食べて暮らす姿は、子供の頃に憧れた生活そのもの。さらに言うと、近年おぼろげに感じていた貨幣経済と資本主義経済への違和感と嫌悪感が露わになり、今までの価値観をとことんぶっ壊して新しい生き方をしたいと思ったからです。

ところで私はいわゆる共産主義者ではないですし、左翼でも右翼でもありません。マクロビ的な食生活や思想を信仰しているわけでもないし、ヴィーガンでもない。何か既存の「思想」にカテゴライズされるのは死ぬほど嫌なので、ある一定方向の思想に偏った個人や集団には近づかないようにしています。ちなみにこれは、私が個人的に嫌なだけで、他の方の自由な価値観を否定しているわけではありません。

さて、話を畑に戻しますが、畑をやると、脳の中から「人間社会の出来事」が締めている割合が一気に下がりました。それこそ、子供の頃みたいに。過去の私も含めて多くの人は、どんなに自然が好きだったとしても、地球上にはあたかも人間しか存在していないかのような生き方や考え方、行動をして毎日過ごしています。例えば、オフィスの廊下に草が生えていないことに違和感を感じる人はいないでしょう?でも実際は、人間の暮らしている世界なんて、自然から眺めるとごく一部でしかない。

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今の私の仕事は広告業に類するものです。人間世界オンリーに向けたマーケティングやブランディングなど、「物を売る仕組みを考える」仕事です。でも、それが嫌になってきています。広告、昔はあんなに好きだったのに。でも最近は、「そんなに物が売れてどうするんだろう?」と思ってしまい、もはや「買ってくれる人が幸せになる」みたいな綺麗事を言っていられないくらい、物が売れる=ゴミの山がデカくなるだけでしょ?

今年はもっと、このことについて深く考えて行動する一年にしたいです。本年もよろしくお願いいたします。

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