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2024.06.24 Mon 素数ゼミと子猫

職場では色んな生き物と遭遇する。

最近は21時過ぎまで職場にいることが多い。職場付近はかなり山で、夜になると部屋の光を目指して色んな虫が窓にへばりついたり突撃したりしてくる。

タマムシやらカブトムシならテンションも上がるものだが、実際はカメムシやら蛾やらそんなヤツら。気持ち悪いなと思いながらも、珍しいデザインの蛾とかデカい蜘蛛が来るとちょっと嬉しい。

今年は虫の大量発生ニュースをちょくちょく見る。西の方ではカメムシの大量発生が話題になっていたけど今はどうなんだろう。落ち着いたのかな。

素数ゼミの大量発生も話題になってた。13年周期と17年周期のセミが同時に羽化するということで、アメリカは阿鼻叫喚のセミ地獄のようだ。大量発生はともかく、あの赤い目が怖すぎると思う(怖いので画像は載せないよ)。

素数ゼミのシステムは面白く軽く調べてみた(軽くなので話半分で見てね)。

元々12年周期とか15年周期とか色んな周期で羽化するセミがいたらしい。12年周期のセミ同士で交配すれば、子セミも12年周期で生まれて、問題なく子孫を残していける。ただ別の周期のセミと交配してしまうと、子セミの生まれる周期が乱れてしまう。12年と15年の例で言えば、60年のタイミングで12年セミと15年セミが同時に羽化する。12年セミと15年セミが交配してしまうと、子セミは何年で羽化するかわからない。13年かもしれないし14年かもしれない。結果、12年周期で羽化するセミの数は減少し、絶滅に向かってしまう。つまり最小公倍数の少ない素数の周期で生まれるセミは他周期のセミと交配する機会も少なく、生き残っていく。

次の13年周期と17年周期のセミの同時羽化は221年後。今生きているぼくらはもう2度と出会えない現象。見てみたい気持ちと絶対見たくない気持ちが半々。



先週の金曜日、職場で子猫の声がした。捨て猫ではなさそうで親猫とはぐれた感じだった。アパート暮らしなので連れて帰るわけにはいかない。調べてみると、捨て猫ならともかく、野生の猫は保健所等では預かってもらえないらしい。打つ手がなく、親猫と再会することを願いながら家に帰った。

今日はもう姿がなかった。元気でいてほしいな。

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