ネットの海で溺れないために
ここ最近、ネット利用が急激に下手になった自覚がある。特にSNSにおいて。
Twitterは心がざわつくので、なるべくフォローする人を減らして開かないようにしている。
LINEニュースは芸能記事が溢れ返っているので、見たくなる気持ちを抑えてスルー。その他のSNSも同様にできるだけ距離を置いている。
今の僕が心落ち着けるのは、noteぐらいだ。
正直な話、「SNS」という広大な海を泳いでいて違和感に遭遇することは少なくない。
「なんでこの人の投稿、内容薄いのにこんなにフォロワー多いんだろう」
「これ、かなり偏った意見なのに、ここまでRTされてるのおかしくないか」
違和感を通り越して嫌悪感を抱くことも往々にしてある。きっと投稿した本人たちに悪気はないにも関わらず。それらは使う側から見ると、ノイズにすら感じてしまう。
そうしたアカウントや投稿を目にしたときは何事もなかったように振る舞う意識をしている。そういう「逆・市原悦子スキル」は、SNSを回遊する上では現代人に必須のように思う。
かつては、その違和感の理由を深く分析してみたりもしたが、今はそっと回れ右している。それは、駅で不審な動きをしている人を追っかけて詮索したりしないのと同じように。
SNS上での評価指標が今のところ「数」でしか客観的に測れない状況はよくないと思っている。過激に炎上させて我が物顔するやり方がまかり通るなんて、ちゃんちゃらおかしい。
まだSNSが誕生して日が浅いから仕方ないのかなと、ぼんやり考えたりもする。
道路交通法が整っているから安全に車の運転ができるように、SNSでも健全な利用方法は今後もだんだん整備されていくことだろう。ルールが整備されても、「交通事故」が起こってしまうのは避けられないとは思うけれど。
たとえば、Instagramでいいねの数が表示されなくなった取り組みなどもその1つ。とても良い方向性だなと純粋に思った。
プラットフォームを提供する企業は、利用者が快適に利用できる環境の整備を進めてほしい。
利用する個人としては、綺麗な海を汚さないよう意識するのと、どの海で泳ぐか泳がないかを自分で決めることが大切だなと思う。
「SNS」について書いた過去の記事。
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