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ドラマ欲求を満たしたい人~劇場型パーソナリティー障害傾向~

貴方の周りにいませんか?
大した内容ではないことを大げさに捉える人。
何だかいつも些細な身内とのトラブルや仕事でのトラブルを抱えている人。
いちいち過剰反応をする人。
それはもしかしたら『ドラマ欲求』を満たしたい人、自分の人生そのものに欲求不満な人かもしれません。

テキサス大の研究で調べられた性格らしいのですが、ドラマチックな演出をしたい人みたいです。
劇場型パーソナリティー障害まではいかないけど、その傾向がある人です。
私の毒母もこの要素が存分に含まれてるので、身近でしっかり観察してきました。そしたら『あるある』がいっぱいでした。

人生をドラマチックにしたい『ドラマ欲求』タイプとは?

自分以外はモブなのです。自分で書いてて笑ってしまいます。
毒親とかの「親と子の関わり」とかそんな狭い規模の話しではないのですW
とにかく、このタイプの脳内の規模はもっと広いです。この欲求が強い人は、自分と自分以外(ローランドかっ!!)の思考で生きてます。自分と子供とかそんな狭い括りではなく、自分(主役)の演出のための子供(脇役)なのです。
自分が主役。家族は脇役。他人は脇役にするか、観客にするか、いつも脳内にシナリオがあり、シナリオを壊されそうになると激昂します。(このタイプの人はシナリオに誘い込もうと常に試みます。本人は多分無意識で、人との関わり方が操作的な手法しかしらないのかと…)

このタイプの人は観客を求め続けます。なので、いつも人間関係で演出をします。このタイプの人が既婚で子供がいると、自分が頑張ってきた証明が子供で、子供の頑張りを純粋には認められないのです。
例えば、子供が頑張れたのは、それを支えた立派な私がいたから。とか
頑張った子供を認めない周りは敵、それを守る立派な私。とか
あたりまえのことをしていても、何故か、可哀想な子供に仕立てられ、いつも絶対、立派な私がいるんです。(子供が普通じゃドラマチックではないからですね)
そんな立派な母親がついてるなら、子供は可哀想にはならないはずなのですが、何故か些細な悲劇や不幸がおとずれるのです。言ってることが支離滅裂です。
もちろんネタ?話題?は子供だけではありません。仕事関係者との関りでも相手が悪人に仕立てられます。そんな悪人にやられる可哀想な自分だったり、そんな悪人と立ち向かう自分だったりします。要は悪人の相手がいないと自分が善人になれないので、とにかく悪人を創り上げます。どんな悪い事かどんな酷い事かという明確な内容はいつもありません。だって、実際は悪人ではないのですからW
しっかり内容を傾聴したり、文章をじっくり読解すると、あ~~~ら不思議。浮かび上がってくるのは、『いつも周りが悪い。いつも私が正しい。』なのです。いつも誰かが悪者なのです。愚痴が多い人はこのタイプかもしれません。

『ドラマ欲求』タイプの特徴

1.他者に対して操作性がある
同情心を煽ってくる。なので、大体不調やトラブルを抱えてる。操作するために、あえて従属的になったり、受動的攻撃をしかけて相手を動かそうとする。
2.感情的で衝動的
例えば、赤の他人なのに『えっ?それを私に言う』というような距離感のない発言をしたりします。相手の優しさを期待して泣き言を言ったり、弱音を吐いたり、場当たり的な関わり方をします。人間関係に関する内容が多いです。自分の思考や知識などではなく、人間関係の出来事・井戸端会議的な内容・噂話的な内容が多いです。(観客とモブ探しで忙しいのです)
3.被害者ポジション
例えば、一般的な家庭で育っているのに自分の養育環境を『悲惨』な設定にしてたりと、自称毒親さんが多い。本当に養育環境が悪いと自分を社会に変化・適合させないと生きていけないので、早熟してる人が多い。いつまでも被害者ポジションでいたがる人は、常に些細なトラブルが頻発している?頻発させます。結局、誰とも上手くいきません。

演出の仕方は?

じっくり傾聴するとわかりますが、不幸な背景の中に幸せを含ませた話をします。可哀想な中に喜びを表現してドラマ仕立ての演出をします。ちょっとした悲しみとちょっとした喜びでギャップを作って演出します。そんな感じで内容も薄くありきたりなので、残念なのが継続性がないとこです。
ややもすると内容が薄いわりに演出だけがオーバーなので『何がしたいの?』となります。(今回の炎上されてる小林さんもこれかな?)

このタイプの人が嫌いな人間は?

1.操作ができない相手
自分の範疇を超える相手が嫌いです。欲しいのは自分のシナリオ通りに動く相手が欲しいので、常に自分に同意する人間を集めようとします。
2.理性的で計画的
空気に流されない相手が嫌いです。手口や手法が感情を煽ろうとしてくるので、冷静沈着な相手は嫌いです。衝動的なので計画的な人間も嫌いです。
3.被害者ポジション
同じ被害者ポジションなのに共感を示さない相手は嫌いです。被害者を利用している人間なので、被害者を利用しない人間を嫌うのです。理由は明白。被害者を利用しない善人が表れると自分が被害者を利用する悪人になるからです。

ドラマ欲求の人の人生は?

何故かずっと不幸です。傍目に普通に見えてた時も、何故かいきなり不幸になってたり・なったりします。『実は…』とか『あの時は…』と不幸演出が多いです。
ドラマ欲求の人は親元にいても不幸、結婚しても不幸、一生不幸なシナリオの中で生きていきます。正常な人は親元で不幸なら、自分で幸せになろうとします。なので、人生のいつの時期も不幸な人はドラマ欲求の人かもしれません。そうまでしないと、誰も見てくれないのかもしれませんね。

今回は、劇場型パーソナリティー障害傾向の人の一例をあげてみました。
よかったらまた読んでください。


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