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ボリビア86日目 ―出国―



ウユニ82日

無事ペルーからやってきた彼女とも再会を果たし、1週間ともにウユニで過ごした。
前回のウユニ67日目から今日までは例えるなら師走のような忙しさで、諸々ウユニ滞在のうちにやっておかなくてはならないことに追われた。
ホダカでのオフィス勤務と宿替えをしたことで、より多くの日本人と知り合った。
どう考えてもホダカの隣にある宿に滞在した方が仕事の上で効率的だということが分かってしまった...…。

撮影にも何本か出たが、この間に出会った人たちがまた印象的だった。
芸能人でインフルエンサーでもある女性はバイタリティーが溢れていた。すれ違う人すべてと挨拶を交わす彼女は当然友達が多かった。正に人は鏡。彼女の周りは笑顔で溢れていた。
「タビイク」の引率者でもある彼女はもちろん生徒たちからも慕われていて、育てかたも独特。彼女を見ているとその仕事もいいなと思えてくる。
現在4ヶ国語を話す彼女の次の習得予定言語はポルトガル語。わたしも負けてはいられないと、ポルトガル語習得に向けてブラジル滞在を延ばそうと決めた。

今年は家族で来ている旅行者にもよく出会う。親御さんを連れてきている娘、息子。わたしには真似できそうもないこの旅行はとても親孝行だと思う。こんな僻地を訪れる親御さんもすごいが、娘、息子もまた立派だ。

とある家族の娘さんがウェブデザイナーだった。彼女はわたしの最も苦手とするマーケティングに明るかった。そしてありがたいことに、インスタの改良、LINEビジネスアカウントの導入など、たくさんのアドバイスをいただいた。
ここに来て、今年初めには「今年を最後にしよう」と思っていた考えを改めた。来年はもっと有名になってたくさん集客できるようになる。日本からの予約で3ヶ月を埋められるようになろう。そう考えが変わった。これもひとえにここで出会った人たちのおかげ。毎年多くの収穫があるが、今年もたくさんの出会いに恵まれた。

夕焼けを見ながら乾杯


アルゼンチンへ

次の目的地はアルゼンチン。それは前から決めていた。
近年アルゼンチンワインに興味があるわたしは、まだ行ったことがないメンドーサに行ってみたいと思っていた。
アルゼンチン自体は今回で3度目になる。
メンドーサはアルゼンチンワインの産地だ。日本に多少入るようになってきたアルゼンチンワインだが、まだまだ日本では知られていない。それらをいろいろと飲み漁りたい。

ウユニで合流した彼女は最初チリ抜けプランを立てていたが、一緒にアルゼンチン抜けをすることになった。


ボリビアからアルゼンチンに抜けるルート

ボリビアからアルゼンチンに抜けるルートはいくつかあるが、ウユニから最も近いVillazón(ビジャソン)とLa Quiaca(ラ・キアカ)の国境を目指す。
ビジャソンはウユニから南。公共交通機関を使うならバスか鉄道を選ぶことになる。
鉄道は週1便、火曜の朝6時発だ。所要時間は10時間半、料金は72ボリ。はっきり言ってバスより時間もお金もかかるが、鉄道には鉄道の魅力があるだろう。
バスは毎日、こちらも朝6時発だ。所要時間は5時間半と言われているが、もう少し多く見積もったほうがいいだろう。それは今バスに乗っているのでそんな気がするとしか言えない。
バスの料金は40ボリと50ボリの会社がある。朝と夜と運行しているが、夜行では深夜2時とかに着きそうな勢いなので選択肢からは外れた。
そしてこれは先日まで知らなかった情報なのだが、実は日曜だけ朝8時発に変わるバス会社が1社ある。ビジャソン方面は2社しか出ていなそうなのでどっちかで訊けば分かる。わたしたちはこの日曜8時便を利用することにした。料金は50ボリ。


ウユニ最後の日

昨夜、お気に入りの肉屋(シュラスケリア)に行ってきた。正確には招待してもらった。
ちょうど店の前を通りかかったときにシェフがいたので、明日発つ旨を伝えると夕食をご馳走してくれると言われた。それで遠慮なくいただいてきた。
この街の人たちには本当毎年助けられている。自分がそこまで貢献しているとは思えない中、リターンばかりが大きい。
お土産屋さんでは買うより逆に土産を持たせてくれるし、ホダカではしょっちゅうサルテーニャをもらい、荷物まで預かってくれている。そして無料で飯を食わせてくれる店まである。ありがたい人脈だ。この人脈があるからもう少し続けてみようと思えたのもある。


その他

写真のレタッチが終わればインスタとLINEビジネスアカウントの整理に入りたいところだが、実は最近もうひとつ仕事を持つことになった。
オンライン日本語講師。
今年何人かの日本語講師に会って、自分もそれを始める流れの中にいるなと思い、ひとつ登録してみた。それが通って明日、初めてのクラスがある。これが上手くいけばわたしが「ノマド」と言える日もそう遠くない、かも知れない。

朝の8:16にバスはウユニを出発してまもなく予定の5時間半。案の定ビジャソンにはまだまだ着かなそうだ。
ビジャソンに着いたらタクシーでそのまま国境まで行きアルゼンチンのラ・キアカに入る予定だ。
ということで、ウユニ82日目、ボリビア86日目、出国です。
ウユニの話はまた来年。
「note」では来年のウユニ塩湖撮影プラン、今後のアルゼンチンやブラジルの話を書いていきます。

星空とライトペインティング


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