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\憂うつな月曜をハッピーな1日に/ “明るく前向きに1週間をはじめる”を叶えた、イエローマンデープロジェクト


楽しかった週末が終わり、迎えた月曜日の朝、
「これから1週間が始まると思うと憂うつだなぁ」
「月曜の朝ってなんか気分が晴れない……」
そう思ったことのある方は、きっと少なくないはず!

今回のプロジェクトストーリーは
『月曜=憂うつな日』
ほとんどの人が当たり前のように思っていた月曜日を、
ハッピーな1日にぬりかえていくという、
「YELLOW MONDAY ~イエローマンデー~」プロジェクトについて、
発足のきっかけから現在の状況などを担当の上西にインタビュー。

このプロジェクトストーリーを知っていただくことで、
きっとあなたの憂うつな月曜日も、ハッピーでイエローな1日になるはずです。

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ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社
リプトン マーケティング 上西理奈子

担当業務内容:ブランドPR、新製品開発/プロモート
趣味:パン作り、街歩き

■「YELLOW MONDAY ~イエローマンデー~」プロジェクトとは

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――2021年5月スタート!「YELLOW MONDAY ~イエローマンデー~」プロジェクトってどんな取り組みなんですか?

世の中に「サザエさん症候群」だけでなく、「ブルーマンデー症候群」という言葉があるくらい「週で一番憂うつな日」と答える人が多いのが月曜日。そんな月曜日の朝に、ポジティブなアクションをとってみることで、ハッピーでイエローな1 日にしていこう、というメッセージを伝えるのが大きな目的です。

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例えば、月曜の朝に少しだけ時間をつくって、ゆっくり紅茶を飲みながら頭を切りかえたり、大切な人との雑談で気持ちを整えたりetc.週初めをポジティブに過ごすための、準備時間をつくることを提案。人との距離や、暮らし方も大きく変わった今だからこそ、月曜日の朝を明るく前向きに変えていこうというメッセージを打ち出しています。

――確かに……月曜日って1週間の中で一番憂うつ(汗)。でも、そもそもこのプロジェクト発足のきっかけって何だったんですか?

リプトンではこれまでも”大切な人とのつながり” に気づき、もっと喜びに満ちた毎日を過ごしてほしい、そんな思いで「人とつながろう」という発信をずっと行ってきました。その中で、世の中に不安や暗い気持ちが広がる今だからこそ、「人とのつながり」を大切にしてきたリプトンの力で社会全体を少しでも明るくできないかと考え、多くの人が週で一番憂うつに感じている月曜日「ブルーマンデー」に注目。「月曜日は憂うつ」という、社会人や学生など年齢や性別問わず、誰もが感じたことのある問題だからこそ私たちが変えていきたいと考え、今回クローズアップすることが決まりました。

――「月曜が憂うつ」って本当、年代問わず一度は経験があることですよね。特にこのコロナ禍で、余計に感じるようになってきた気もします。

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そうなんですよ。メンタルトレーナーの井垣利英先生によると、月曜日の朝に憂うつさを感じるのは、休日モードから平日モードに気持ちの切り替えがうまくできないことが要因の一つ。特に今のコロナ禍においては、テレワークの導入によって通勤通学の時間や、始業前の雑談など気持ちを切り替える時間が無くなり、「ブルーマンデー」をより感じやすくなっていることも大きな問題だなと感じていました。

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実際社内でも、去年春からフルリモートに勤務体系が変化。土日から月曜日、私生活から仕事への境目が弱くなり「気持ちの切り替えがしづらい」という声を聞いていて、何かできることを模索していたこともあって、このプロジェクトの実施に繋がりました。

――実はイエローという色自体にも効果があるとか?

ブルーとの対比色であるイエローは、リプトンのブランドカラーでもありますが、井垣先生によると、気持ちが明るくなったり、コミュニケーション力が高まるなどの効果もあると言われています。日常ではイエローのものを身に着けたり、お部屋にイエローのお花を飾ることで、雰囲気が明るくなったり、気持ちがワクワクするという効果も。イエローの効果も相まって、これはまさにリプトンがやるべきプロジェクトとしてもぴったりだなと思い、「YELLOW MONDAY ~イエローマンデー~」プロジェクトという名称として立ち上げることになりました。

■フルリモート勤務でも人と人とのつながりを感じられた

――具体的にはどんなことを行ったんですか?

まず社内では4月から「YELLOW MONDAY TIME」を実施。毎週月曜日の午前中に、紅茶を飲みながらオンライン上で雑談をするコミュニケーション施策を行うことになりました。

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「会議前に少し雑談をしましょう」というコミュニケーションでもいいのですが、それよりもさらに一歩踏み込んで、10分~15分ほど雑談タイムをしっかりと確保して、みんなでざっくばらんに話そうという時間をつくるのはすごく効果的でした。背景画面もイエローに統一したことで、視覚効果もあり、メンバー同士の一体感が出たのも良かったかなと思います。


――上西さんは入社以来、フルリモート勤務だそうですね!新入社員で入って、社内メンバーに直接会えずに仕事を進めるのって、めちゃめちゃ大変そう……。家で仕事するのも意外とつらいですよね。

そうなんですー!2020年の4月入社なので、実は入社以来ずっとフルリモート。特に私は普段、寝室で仕事をしているので、土日にゆっくり過ごしていた部屋で、そのまま月曜から仕事モードになるのはすごく難しいなと感じていました。

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コミュニケーションに関しても、通常だったら新入社員はチームで行くランチや、飲み会などで先輩や、上司のことを知ることができると思うのですが、入社以来ずっとリモートのためそういう機会が少なくて……。なかなか距離が縮まらないことに悩んでいましたね。もし、これがコロナ禍前から関係があった社員同士ならリモートになっても「最近どう?」と話しかけやすいと思うんです。でもそこの土台がなく、オンラインだけで人間関係を構築する新入社員は、やっぱり最初は雑談がしづらくて、関係性を作るのが難しいなと思っていました。

――確かにオンラインだけでは難しいですよね(汗)。ちなみに、そこから「YELLOW MONDAY TIME」がスタートして、個人的に変化はありました?

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かなり変わりました!現在、月曜朝に「YELLOW MONDAY TIME」を15分設定しているのですが、短時間でもお互いの顔を見て、仕事とは関係ない話をすることがリフレッシュでもあり、楽しみな時間になっています。

今までは相手がどれくらい忙しいかわからないので、雑談してもいいかな?話しかけられたくないかもな、と躊躇しがちだったのですが、しっかりと決まった時間を設けたことで、遠慮なくおしゃべりできるのがいいですね。『あえて仕事以外の話もする』ことが決まりなのですが、だからこそ、プライベート領域に踏み込みやすくなっていて、距離感も一気に縮まりましたし、話しかけてもいいんだなという安心感を得られるようになりました。

今までだと、全く絡みがない方に仕事の頼み事するときは、どんな方かが分からなくて少し話しかけづらかったのですが、ちょっとした私生活の情報を知るだけで、仕事も円滑に進むようになったかなと思います。

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弊社取締役の島田からも、チームや会社として生産性高く良い効果を出すために必要な『心理的安全性』をこの「YELLOW MONDAY TIME」では担っているという評価を受けました。自分にとって大切な人と、質の高い時間をすごす時間をつくる施策として、社内コミュニケーションの活性化だけでなく、心理的安全性から派生する生産性の向上も含め、色んな企業様に広がってほしいなと思いますね。会社ごとにやり方をアレンジしやすいので、ぜひやりやすく、楽しい形で広まっていってほしいです。

――社内の方々の反応はどうでした?

アンケートを実施したのですが、とってもいい反応でしたね。
「月曜朝からチームみんなで笑って、一週間頑張る活気付けができた」
「同僚の知らなかった意外な一面を発見した」
「去年3月からのフルリモートが始まって以来、会社の人と大笑いしたのは初めて!涙が出るほど笑った!」などは特にうれしかった声。そして数値で見ても、参加者のうち82%*が社内コミュニケーションの活性化を実感していて、きちんと狙い通りの結果が出ているな、と感じています。(*ユニリーバ調べ)

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それだけでなく、「YELLOW MONDAY TIME」をきっかけに、自主的な取り組みが広まっていて、料理好きの人同士で集まって、オンラインで繋がりながら一緒にクッキングをする会とか「実はパソコンのショートカットキーがすごく苦手」という話が出たら、別の時間にショートカット勉強会が開催されたりetc.この「YELLOW MONDAY TIME」から生まれた新たな活動がたくさんあり、コミュニケーションが自然に広がっていたのがうれしかったです。

――社外からの反応はいかがでしたか?

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SNSで行ったキャンペーンでは「月曜朝をハッピーにするためにやってみたいこと」を募集していたのですが、その中で多かったのが、子どもとゆっくりお菓子を作る。家族全員で朝ごはん食べるetc.私たちは、人と何かすることに限定はしていなかったのですが、自然と誰かと何かをすることを投稿してくださった方が多かったんです。これは、リプトンが今までずっと発信してきた”大切な人とのつながり”というメッセージが浸透してきているのかなと感じられてうれしかったですね。

企業様との取り組みで言うと、フィットネスクラブ「メガロス」様とのコラボレーションで、月曜日をハッピーに過ごすための“首肩腰の3分簡単ストレッチ”動画をリリース。井垣先生によると運動をすることもブルーな気持ちの切り替えには効果があるとのことで、より多くの人に取り入れてほしいとの思いからコラボが実現しました。ブルーマンデーは共感性が高い問題でもあるので、色々な企業様に賛同してもらいやすいのもポイントの一つ。今後は、さらに様々なジャンルの企業様と一緒に取り組みをできるといいなと考えています。

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――上西さんのプライベートでの人との繋がりについては何か変わりました?

私自身、このコロナ禍だからこそ、同居している家族との時間が少し変わりました。今までは一緒に住んでいても意外とゆっくり会話をすることが少なかったのですが、コロナであまり外出できない分、家にいる時間が長くなったので、家族とのコミュニケーションを大切にしたいと感じるようになっています。

そこで最近我が家で取り入れたのは、夕飯後にみんなでゆっくりと紅茶を飲む時間をつくること。今までは平日の夕飯はサッと食べて終わり。その後はそれぞれが好きなことをするという感じだったのですが、このティータイムをつくることで自然と家族の会話も生まれて、今まで紅茶に興味に関心がなかった父も「これはいい香りだね」と紅茶にこだわるようになったり(笑)。

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家族という、一緒にいて当たり前すぎる存在だからこそ、たまにはゆっくり朝ごはんを食べたり、お茶を飲んだりと、話す時間を意識的につくるのは大事なんだなと改めて実感しています。これも新しく何かをして繋がるというより、一緒にゆっくりごはんを食べるとか、紅茶を飲むなど、何かちょっとだけ足すことで、コミュニケーションが活性化されるのではないかと思います。

■気持ちの持ち方ひとつで、月曜日はHAPPYに!

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――今回のプロジェクトを通しての感想をぜひ教えてください。

今回改めて“気の持ちよう”ってすごく大事だなってことに気づかされました。
「あー月曜は、憂うつだなー」と考えるか、「この月曜日をハッピーにしたらきっと一週間ってもっとハッピーになるよね」というスタートダッシュの一日と捉えるか。気の持ちよう次第で、人生全般の感じ方も大きく変わってくると思います。

それって全然難しいことではなくて、月曜日の朝に5分だけ雑談するとか、朝ごはんはいつも普通の牛乳だったけど、今日はちょっとミルクティーにしてみよう。とか、本当にちょっとしたことでいいので、意識を変えていけば、毎日もっともっと笑顔であふれて人との繋がりもできていくはず。この“気の持ちよう”の部分を、みなさんの日々生活や周りの人とのあり方がハッピーになるように、このプロジェクトを通して伝え続けていければと思っています。