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道草を食って帰ろうVol.07【縄文人も愛した果物】

この記事は日本仏教徒協会の会報誌『シャリーラ通信』に掲載されているコラムのバックナンバーです。

あっという間に季節は巡り、もう冬がやってきます。
陰陽五行の考え方では腎の季節。腎の経絡は足腰に影響があったり泌尿器、生殖器系のトラブルにも関係します。

いきなり真面目な感じで始まりましたが今日は縄文人も食べていたミラクル食材「栗」について書いてみたいと思います。

クリ!天津甘栗のあの何とも言えない食欲をそそる香り!たまりませんよね!

縄文人が甘栗を作っていたかどうかはわかりませんが、すでに縄文時代に栗を植林して実を食べていたことが確認されています。冬の食糧として貴重だったんでしょうね!

そして、栗は冬に弱りやすい膝や腰を強くしてくれると言われています!!
また渋皮の部分はおなかの塊を散らしたり顔の艶が良くなったりするともいわれています!

栗を食べれば老化知らずと中国では言われていたりするらしいですし、養精の食材なんですよね。

栗の木が自生している雑木林なんかを見つけたら散歩がてら栗を拾いに行くのも良いですね~。

自然の恵みでアンチエイジング!

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そして、もっとどこにでもあるスーパー食材があります。
そう、それは「ドングリ」です!

これも縄文人の主食でした。ドングリの澱粉でつくった片栗粉のような物が韓国にはありましてトトリムクというのですが、これまた薬効がすごい!

身体に溜まった重金属をデトックスしてくれるらしいですよ!

韓国ではドングリだけでなく緑豆のムクもありますが緑豆も解毒食材です。食事の中にさりげなく薬膳食材が入ってて良い文化だなと思います。

和食も素晴らしいんですけどだんだんと廃れてきてますもんね。どの国の食文化も伝統の物はそれなりに薬膳的な理由があって発展してきているんですが、今は「インスタントで簡単なモノ」がありがたがられるのでめんどくさいものは見向きもされなくなっちゃいました。

甘くておいしいものが売れるので、苦くて渋い雑草とか木の実はもはや食べ物とはみなされないのでしょう笑。

この「たいして美味しくないものをがんばって食べれるように工夫する」事こそが雑草を愛でる醍醐味だと僕は思っていますが笑。




文章: パン長=柏原 修(日本仏教徒協会会友・パンダ整体院院長)

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昭和52年生まれで2児の父親です。
北京中医薬大学提携校・東洋醫学療術専門学院 元師範講師
中医整体師・推拿整体師・レイキティーチャー
シータヒーリング基礎DNAプラクティショナー
占い師(ルーン石、タロット、オラクルカード、マヤ暦など)
【誕生日】12月21日。
同じ誕生日の人は
フランク・ザッパ(天才的音楽家)
本木雅弘(超絶男前)
幾原邦彦(セーラームーンの監督)
【性格】オタクです。知的好奇心のかたまり。
【好きな食べ物】茄子のてんぷら・納豆・たまご
【好きな味噌汁の具】玉子とわかめ

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