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韓国のアイドルグループにハマる理由

BTS、SEVENTEEN、ASTRO、TXT、ENHYPEN、EXO、SHINeeなどKPOPボーイズアイドルグループはたくさん存在し世界中にファンがいます。

中でも日本のファンは、彼らを売上的にかなり支えています。KPOP界で日本でデビューすることは【イルデ】と呼ばれています。(韓国語でイルボン=日本)

そのイルデで彼らは日本語の歌を発表し日本デビューを果たすのです。

世界中にファンがいる彼らがわざわざ日本語で歌を出すのです。英語でもなく中国語でもなく、日本語です。人口も少ない日本で、世界共通言語でもない日本語で、彼らは日本語の歌を発表するのです。

あれだけ世界的に売れているBTSでさえ、つい最近も日本語曲を発表し、日本語のベストアルバムも出しました。

本国army(BTSのファンネーム)は、BTSが韓国語の曲を出さないとお怒りです。私もそう思う。

ではなぜ、日本だけ特別なのか?

言わずもがな。売れるからです。


ファンの数も世界と比較すれば少ないはず。しかしこれだけ多くのKPOPアイドルグループが日本特化してるのは、日本ファンの売り上げがすごいから。


<日本人女性がKPOPアイドルにハマる理由>

日本人が彼らにハマる理由には、社会的背景が関係していると私は思います。

これまでの韓流ブームを思い出してください。2000年代、50代60代のおばさまたちが夢中になったのは【冬のソナタ】のヨン様でした。ハマったおばさま達は、こう言いました。【忘れてたドキドキを思い出す】【こんな人に出会いたかった】と。女性達にとってヨン様は、好きな子を一途に思い守るカッコいい少女漫画の主人公だったんです。チャラチャラしていない誠実で真っ直ぐに愛を伝えるその姿は胸を打ちました。

冬ソナにハマった世代の女性達は、女性として多くの我慢を強いられてきた世代でした。女は家庭、男は仕事。夫は妻と子どもを養う一家の柱。夫に文句を言えず家政婦のように扱われてきた女性たち。

家庭では家政婦扱い、女性として見られない。社会に出れば、女の癖にと言われ、セクハラにも耐え、頑張ってきても、報われない。結婚すれば、やれ孫を生め、仕事をやめて子育てしろ。子育てをすれば、楽するな、早くパートに働きに出ろ。夫は誰が食わせてやってるんだ、お前は俺がもらってやったんだと偉そうに言う。幸せにするってプロポーズ、何だったの。私はあなたのために尽くしてきたわよ。何も報われない。あぁ人生やり直したい。あの頃に戻りたい。愛される日々に。

…そんな日々に現れた理想の男性像。枯れ果てた心に潤いをもたらしてくれたのが、ヨン様だった。身近な男性に不満しかない女性達の心の拠り所、それが韓国ドラマであり、KPOPアイドル達だった。


<完璧なアイドル像 それがKPOPアイドル>

さて、時を戻します。韓流ブームの波に乗り、東方神起などのKPOPアイドルも日本にブームを起こします。質の高いダンスや歌唱、そして鍛えられた身体、かわいい顔、辿々しい日本語、礼儀正しく紳士。かっこよさとかわいさ、才能、人間性などから日本人女性はメロメロになります。なぜなら、KPOPアイドルボーイズグループは、そのアイドルとしての姿を徹底しています。彼らはそれがビジネスとはわかっています。だからこそ、自分たちにお金を注いで自分達を応援してくれるファンを大切に、ファンが求める姿を懸命にこなします。それはファンに最高のパフォーマンスを届け、最高にかっこいい姿を見せること。そして最も大切なことは、ファンへ感謝の気持ちを伝えることだと言います。

「愛してます、大好きです。あなたのために最高のパフォーマンスを届ける。だから、待っていて。必ず会いに行くから。僕も寂しい。毎日あなたのことを考えてます。だから、元気でいて」

彼らはいつもファンにこんな言葉をかけてくれます、一番にあなたを想いますと。日本人女性が大好きな人に言われたい言葉を、美しく才能溢れた彼らが真っ直ぐに伝えてくれます。

浮気や不倫の話題で覆い尽くされる日本の芸能界。大好きな俳優も大好きなアイドルもフライデー、文春砲。推しはみんな結婚してしまう。周囲には草食系男子だとか肉食系男子とか、どっちも魅力を感じない。一途に自分を愛してくれる人はいないのだろうか。自分に魅力がない?いつまで自分磨き続けるの?運命の人はどこ?私の王子様はいつ現れるの?

そんな日本人女性の心にぽっかり空いた穴を埋めてくれたのが、KPOPアイドルボーイズグループなのです。


ホストクラブにはまる女性が多いのも日本ですよね。日本人女性がどれだけ病んでいるのかわかります。ちなみに、海外に日本のようなホストクラブはありません。

海外では、大抵がレディファースト文化。女性は大切にお姫様のように扱われてきましたから、ホストクラブなんてないのは当然かもしれません。需要がないのです。

このように、心が乾ききった日本人女性に照準合わせた韓国は、さすがだな。と思います。

そして、夢中にさせるアイドル達の才能にも。

そんなわけで、私は心に潤いをくれた彼らに感謝を忘れずに推し続けようと想います。ありがたや、ありがたや。





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