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元・法政大学経営学部4年|米野克哉さん|進路のヒントはきっと近傍に

※このインタビューは2022年3月に行われました。

Univisit高校生広報部の池田です!
第五回目である今回は、元・法政大学経営学部に通っていた米野克哉さんにインタビューを行いました。

米屋克哉さん
米屋克哉さん。現在は社会人として働いています。

まずは簡単に自己紹介をお願いします。

 米野克哉です。高校は静岡県立韮山(にらやま)高校の普通科に通い、大学は法政大学経営学部に通っていました。数学が好きで理系に進みたいと考えていましたが、実家がケーキ屋を営んでいたことから、文理選択の際に文系に進みました。

では、高校時代に取り組んでいたことを教えて下さい。

 主に、部活と課外活動に熱心に取り組んできました。
 部活動は空手道部に入っていましたが、自分の通っていた高校はさして強いわけではなく、さらに静岡県全体が全国から見て空手トップレベルの県だったので、大会も行けて三回戦止まりでした(笑)
 課外活動は主に英語に関連する活動をしていました。特に印象に残っているのは実家でホームステイの受け入れをしたことです。

高校から様々なことに取り組まれていたのですね。では、最初に理系を志そうとしていたきっかけを教えて下さい。

 最初に通った塾がきっかけだと思います。部活の仲間から誘われて数学だけが学べる塾に通っていました。私自身、仲間と切磋琢磨すると成長できる人間だったので、周りと勉強していくうちにどんどん数学が得意になり、いつの間にか数学が好きになっていました。そうして数学が好きになったことで、理系を目指したい、と考えるようになりました。

その後、ご実家がケーキ屋さんだということがきっかけで文系に移ったとのことですが、進路選択の際にご実家を意識したきっかけはどういったものでしたか?

 二年生になり進路を考えるタイミングになったとき、「自分は何に興味があるか」という地点に立ち返ることにしました。もともとは建築に興味がありました。しかし、ケーキ屋を営んでいる親が経営難で苦しんでいる中、自分には何もできなかったということを思い出しました。そこで、自分にもなにかできることはないかと考えるようになり、文系の経営系の学部に進むことを考え始めました。そして、オープンキャンパスに行き経営の方が自分にあっていると思い、経営学部に進むことを決意しました。

進路が決まってから受験勉強で不安だったことはありますか?

 模試の判定に対する不安と、私立の大学を選ぶことに対する不安の2つがありました。
 私は高校の一・二年生の時に全くと言っていいほど勉強をしていませんでした。高校二年生の中盤に覚えることが多くなり、勉強に力を入れるようになりましたが、第一志望であった横浜国立大学はいつもDやE判定でした。第一志望で判定を取れないことにいつも不安を感じていました。また、本番直前にB判定を取ることができたのですが、ここでも「いい判定を取ったからには受からなければ」というプレッシャーによる不安がありました。当時の自分は模試の結果に大きく一喜一憂していました。
 その後、私立も併願で受験することになった際に、第一志望以外の大学の情報を集めていなかったため、私立の大学を選ぶことにも不安を感じていました。併願校の情報を見ることも大切であるのだと痛感しました。

様々な苦難があって今の法政大学に入学されたのですね。では大学ではどのようなことをしていましたか?

 様々なことがありましたが、特に印象に残っているのは留学ですね。コロナ禍の前にオーストラリアのメルボルンに向かったのですが、1年の留学の予定が2ヶ月になってしまったり、帰りに乗る予定だった飛行機の航空会社が倒産したりと様々なトラブルに遭ったのでかなり印象に残っています。この他にも大学生活では本当に様々な体験や経験ができました。

では、univisitのメンバーとして、高校生に対して伝えたいことはありますか?

 高校生の皆さんには、世の中にある仕事についてよく調べてほしいです。例えば、文理選択の際に文系を選んでしまうと、余程のことがない限りは技術職に就けません。理系に少しでも興味があるのなら、理系を選んで自分の選択肢を少しでも広げるべきです。
 また、勉強面では、英語と数学が大切です。特に、数学の「論理的に考える力」は社会の中で必要なので、二次関数が難しいと思っている人たちも、頑張って諦めないで進んでみてください。

最後に、大学生の皆さんにメッセージをお願いします。

 大学生は人生の中で一番自由で何でもできる時期なので、いろんなことに果敢にチャレンジしてほしいです。私の経験上なのですが、「話していて楽しい」とか「深いことを考えている」といった印象の大学生は色んな経験をしている傾向にあります。ただ、何も考えずに突き進むのではなく、活動をしたことで何が得られるか、自分はどう変われるかまで考えて、色んな経験をしてください!



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この記事を書いた人

UniVisit広報部 池田翔良(IKEDA TORA)
秋田県立能代高等学校3年

秋田県立能代高等学校に通っている高校3年生で、吹奏楽部に所属しています。東北大学にAO二期で合格しました。現在は、人の間で使われる言葉に関する語用論に非常に興味があります。

univisitのイベント参加をきっかけに、「人との対話は楽しいことだ」と改めて考えさせられました。イベントの直後にちょうどunivisit側から運営メンバーの募集があったことが重なり、話す言葉と書く言葉を同時に使うインタビューをしてみたいと言う理由でunivisitの運営部を志願して、今に至ります。

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