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【フェリーで釜山旅行・前編】大阪からパンスタークルーズで釜山へ行ってみたら最高だった

大阪と韓国・釜山を結ぶ【パンスターフェリークルーズ】の格安乗船券がインスタグラムキャンペーンで当たったので、2023/10/13(金)〜2023/10/16(月)の4日間で友人と一緒に釜山旅行に行ってきました。

乗船時間は約19時間。
飛行機なら1時間で到着する韓国・釜山へのフェリー旅。
しかも長い休みは取れないし、船中各1泊・現地1泊の計4日間。
これは一緒に行く人を選ぶなぁ…と思い、こういう変わった旅も楽しんでくれそうな友人に声をかけたところ「ちょうどフェリーに乗ってみたかってん!」と二つ返事でOKをもらい、一緒に行くことに。

19時間も船ん中で何しとこ?
滞在時間短いし釜山を満喫できるやろか?
と不安要素満載だった、この釜山へのフェリー旅が予想以上に楽しかったので、
フェリーで釜山行ってみようかな?
と考えている方のために旅行記をしたためてみようと思います。

大阪↔釜山フェリー旅スケジュール

今回の旅程はこんな感じでした。

2023/10/13(金)〜10/16(月)の4日間
金曜日 17:00発フェリー乗船・船中泊
土曜日 11:30釜山港到着・釜山泊
日曜日 15:00発フェリー乗船・船中泊
月曜日 10:00大阪港到着

コスモスクエア駅から大阪国際フェリーターミナルへのシャトルバスに乗ります。
歩いても15分くらいですが、この船旅の最大のメリット【持ち込み荷物の重量制限が無い】を活かすために、帰りはシャトルバスを使うことをおすすめします。
(本当は有料でもいいから大阪駅からのシャトルバスがあってほしい!関係者の方、ご覧になっていたらご検討よろしくお願いします)

全て船内に持ち込めるのでIKEAのLサイズ袋とでっかいスーツケースがパンパンになる仕入れレベルで釜山の特産品を買って帰れます!

空港とは違い、ゆるーい雰囲気で海外に行く感じが全くしません。
入国審査もあまり緊迫感がありません。

釜山港の方が、国際空港に近いセキュリティチェックでしたが、空港ほど厳しくはありません。

パンスターフェリーは貨物も一緒に運ぶので、どちらかというと人はおまけみたいなものなのかな、と思いました。
それも運賃を安くできる理由のひとつかもしれません。

最近は燃油サーチャージも高騰し、LCCでも片道25,000円位なので、時間に余裕があるなら飛行機の片道くらいの価格で往復できるフェリーの選択肢はアリです。

コンテナをたくさん積んでいます。

私たちは部屋をアップグレードせず、スタンダードルーム4人部屋(いわゆる雑魚寝部屋)を予約したのですが、往復共に相部屋にはならず広い部屋を2人で使うことができました。
マットレスを敷きっぱなしにし、好きな時に昼寝したり、テレビ見ながら駄弁ったり、結構くつろげました。

デッキを散策

フェリーのデッキに出るなんて何年ぶりでしょう!
こんなに開放感があったかしら?とワクワクしてしまいました。

さんふらわあの名残り

この船はさんふらわあの払い出しなので、少し昭和のにおいのする懐かしい雰囲気です。
2025年の大阪万博までには役目を終え、新しい船に変わるそうです。

出港する時の汽笛も旅情を誘います。
フェリーでの長旅がスタートすると思ったら、なんだかドキドキして遠足に出かけるような気持ちになりました。

朝方には船内を掃除するクルーが。
働くたくましい海の男達を見ることもできますよ。

船内でのオススメの過ごし方

食事は夜と朝、どちらも申し込めばビュッフェスタイルの食事が頂けます。
しかし、今回私たちは食事を持ち込み、デッキで海を見ながらごはんを食べることにしました。

デッキには椅子やベンチがたくさんあり、朝夕の美しい海を見て潮風を浴びながら食べる食事は最高です!

一日目の夕食はデパ地下で買った
総菜で酒盛り
到着日の朝ごはんは今から始まる
フードファイトに備えて控えめに
帰国時の朝は韓国のパリバケットのパン
帰国時の晩御飯は市場で買った
キンパとコンビニで買ったラーメン

デッキでこんなことしているのは私たちだけでしたが、行きに船内に小さなコンビニがあることが分かったので、帰りは釜山駅近くの市場でキンパを買って、カップ麺と一緒に食べたのはなかなか良いアイデアだった思います。

船内のコンビニにはカップ麺の他に冷凍のおかずもあり、備え付けのレンジで温められたり、カップ麺用のお湯もちゃんと用意してあります。

夜は早めに食事を済ませ、みんなが食事に行く時間に大浴場に入れば浴場もほぼ貸し切りです。

大きな橋を合計4つも間近で見られる

パンスターフェリーは瀬戸内海を通り、関門海峡を抜けて釜山港へ行くため、乗船時間にもよりますが明石大橋・瀬戸大橋・関門橋・釜山大橋の4つを大迫力のパノラマで見ることができます。

瀬戸大橋
釜山大橋
関門橋
明石大橋

タイミングが合えば朝夕違う表情の橋を見ることができます。

なんといっても真下から橋を見たり、橋脚を見ることってなかなか無いので、乗客みんな大興奮で写真を撮りまくりです。

こういう大きな構造物が大好きな方にはたまらないのではないでしょうか?

色んな船を見られる

大阪国際ターミナルにはあまり船がいなかったのですが、さすが釜山国際ターミナルは大きいだけあって、たくさんの客船や貨物船を見ることができました。

帰国日には豪華客船【セブンシーズエクスプローラー】が停泊していました。

ほぼマンション

遠くの方には軍用と思われる、窓がひとつもないグレーの大きな船も停泊していました。

イカついグレーの船体

午前中の運航時には、タンカーや小さな漁船などがたくさんいて、朝の海は大混雑なんやなぁと友人とひたすら船を眺めていました。

コンテナいっぱい

特に船にあまり熱い想いのない私たちでも、結構楽しめたくらいなので、船が好きな方にはたまらない景色なのではないでしょうか?

変わる空の景色と海に癒される

普段街の明かりとともに暮らしていると、空の色の移り変わりを建物越しに見ることはあっても、視界いっぱいに広がる感動を味わうことは少ないですよね。

フェリーのデッキから見る日の入りや朝日は、それはそれは美しく、感動的でした。

外海に出ると、街明かりがほとんど無くなる場所もあり、美しい空と海との共演を全身で感じとることができます。

太陽の光を映す海の水面がきらきらと輝き、ずっと眺めていても飽きません。

船が海を割って走っていく波の音と、大きな海、広がる空を全身で感じる時間は贅沢でとても癒されました。

ストレスの多い日常生活で疲れてしまった人にこそ、ぜひフェリー旅をおすすめしたい。
これは会社の福利厚生に組み込んでもいいんじゃないか!と友人とふたりで盛り上がったくらいです。

ザブザブと海を割って進む船

船内にはWIFIが無いので、陸から離れると強制的にデジタルデトックスになる時間があるのですが、それも良かったと思います。
いかに毎日スマホを触っているかがよく分かりました。


さて、後半では到着日の午後から、翌日出発までの午前中に立ち寄った場所や食べたものなどをご紹介しようと思います。

後編はこちらから⬇️

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