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身近な人を大事にする/基礎・基本が大事という話

2024/09/24(火)加筆

倫理学においては人の、社会のよい(good)状態が議論され、

どのような状態が好ましく、また、そのような状態を引き起こすのはどんな行動なのかということも議論されます。

つまり、自分と他人という総体の「good」のために何をするのが好ましいかということを考えるのが「倫理」というわけです。

岸見一郎・古賀史健著の『嫌われる勇気』の中で、人が内から感じる貢献感こそが幸福なのだと言われ、また、「他者に貢献する」という導きの星さえ見失わなければ、道に迷うことはないと言われています。

自分が幸福感を持ち、そして他者が嬉しく思ってくれる状況こそ、最小単位のよい(good)状態のように思います。そこを目指し、行動していきたいものです。


本文(旧記事)

人の役に立ちたいと思っている人は多いと思うんですが、初めから色々な人の役に立つことはできません。まずは目の前にいる一人のために行動してみることが大事です。

仕事でたくさんのお客さんの対応をしているけれど、なかなかうまくいかないという状況だとします。その状況で真っ先にすべきことは、家族や友達、親との付き合い方を見直すことです。自分は相手のことを考えて声掛けできているか。本当に求められていることを満たしてあげられているか。

人のことを大事にする筋肉が一度つけば、その筋肉は一生上手に動いてくれます。相手が本当に求めていること、欲求に気づいてあげることが第一歩です。

自分は昔サッカーをしていたんですが、サッカーでいちばん大事な基礎・基本はボールパスでした。人から人に、ボールをしっかりとつないでいくための基礎・基本がしっかりと備わっていけば、サッカープレイヤーは着実に成長していきます。

人間関係でも同じです。一度相手の求めていることを知ろうとして、相手を大切にしてあげることができる癖がつけば、今後出会っていく人たちにも、一番求められていることをしてあげられるようになっていきます。

相手のためを思って行動をする、すると相手が自分のためを思って行動してくれる。そのようにこころのバトンを繋いでいけるようになります。眼の前にいる人の頑張りを認めてあげる、心を軽くしてあげることに努めましょう。その人が自分の話を聞いてほしいと思っているなら、耳を傾けてしっかりと話しを聞いてあげます。相手の心を軽くしようとして何かをしてあげられたなら、自分の心も軽くなっていきます。

また、例えば、夫婦関係。相手は肯定的な言葉をかけてほしいのか、二人っきりの時間を作って欲しいのか、贈り物をおくってほしいのか、身体的なスキンシップをしてほしいのか、サプライズなど、多少手間がかかっても相手のために何かしらの行動で愛情を示そうとするのがいいのか。そのようなことを普段から考えるようにして、実際の行動に移していきます。

それが第一歩です。徐々に心の筋肉がついていって、自然と人のために行動できるようになっていきます。

初めから大勢の人の役に立つことなんてできません。まずは、身近な人こそ普段から気遣って、大事にするということを意識しましょう。

何事も、基礎・基本が本当に重要なんです。大事な人を大事にするという基礎練習で、人に貢献するための筋肉をつけていきましょう。

彼を知り、己を知れば百戦して殆うからず。まずは彼を知ることからです。さらに自分のことももっと知ることができれば本当に危うからずですね。

ここまで読んでいただきありがとうございます!よければ、スキやフォローよろしくおねがいします☺


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