大人になりずいぶん経つ(大人とは子供を守る存在だ)

ナーンにも見えない夜空仰向けで見てた
そっと手をのばせば僕らは手をつなげたさ
けどそんな時はすぎて 大人になりずいぶん経つ

ふてくされてばかりの10代をすぎ 分別もついて歳をとり
夢から夢といつも醒めぬまま 僕らは未来の世界へ駆けてく
小沢健二 愛し愛されて生きるのさ 歌詞

私は大人に可愛がられる子供ではなかった。
幼少から眼鏡をかけており、教師からは「クソメガネ」と呼ばれたこともある。音楽の教師から、おいちょっと歌ってみろ。と言われ1人で歌わされた後「はい、これは悪い見本です。」と言われて笑われた。

少年野球のコーチや監督も私が簡単なフライをエラーすると、「何やってんだ下手くそ!」と言い子供たちと一緒になって馬鹿にしていた。(私は幼少から乱視がひどく日光やカメラのフラッシュで目が開けていられない。)
そのコーチや監督は、レギュラーでない上級生たちに自分達の肩を揉ませて試合を観戦していた。私自身は肩揉みをさせられなかったが、その様子が嫌で辞めた。

高校になっていじめで学校を休みがちになった。父親から「お前、いじめられてるのか?」と聞かれて頷くと「だらしねえな。しっかりしろ。」とだけ言われた。

そんな私も歳を重ねて大人と言われる年齢になってからずいぶんと経つ。
大人とはなんだ?
少なくとも学校に行かないことを主張する小学生youtuberに対して誹謗中傷をする人は大人でないと思う。

現時点で私が思う大人とは、「子供を守る存在」だと思う。(ここでいう子供は自分の子供以外も含む。)
子供に対して優しく接し、子供が間違ったことをした時に指摘し、ちゃんと話を聞き注意し子供と向き合うことができ、子供の夢を応援、サポートし、子供にとっての良い見本になれる人が大人だと思う。

私には自分の子供はまだいない。
甥っ子が生まれた時、この子にとっての良い大人になりたいと思った。
未来の子供達にとって自分は何ができるか?
考えながら生きていく。

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