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【オスカー予想企画】どう読む?第94回アカデミー賞

今年も映画ファンをソワソワさせるこの季節がやってまいりました!いよいよい来週3月28日(月)、年に一度の華やかな映画の祭典、アカデミー賞の発表です。今年は濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』への期待もあり、盛り上がりもひとしお!

私たちU-NEXT映画部では、かつてはこの季節になるとどこからともなく手書きのトトカルチョ用紙が回覧板のように回ってきたものです(今思えば牧歌的だった当時の投稿はコチラ)。

リモートワークになってもやっぱりこの温度感で授賞式を楽しみたい!と、クラウド上で予想大会を開催してみました!

それぞれの切り口で予想を展開するメンバーはこの5名。

林:「授賞式が大好きで、毎年複数回観て泣いています」
小林:「まだまだ映画勉強中です!! 濱口監督に期待大です!!」
君嶋:「鑑賞本数なら会社イチ。情報量に個人的な好みを加えて予想します」
齊藤:「無難に予想しつつも、下馬評を覆すどんでん返しも楽しみ」
宮嶋:「『だって好きなんで!』と“予想”の趣旨を逸脱しがちな偏愛派」

対象部門は、作品賞、監督賞、主演女優賞、主演男優賞、助演女優賞、助演男優賞、そして国際映画賞の7部門。

加えて、惜しくもノミネート外となった中から「個人的には授賞式で観たかった!」と思う作品や俳優/女優も、番外編としてピックアップしてみました。

映画ファンの皆さんはぜひ、ご自分の予想や思いと比べてお楽しみください!

※各部門での予想表では「◎」を本命、「○」を次点としています。


■作品賞

最多ノミネートとなった『パワー・オブ・ザ・ドッグ』と思いきや、意外にも現時点で未公開の『ベルファスト』(3月25日劇場公開)が3票、次点もあわせると4票を獲得。『ドライブ・マイ・カー』の次点表3つには、接戦のなかでも何とか…という期待が感じられます。

≪推しコメント≫
林:「本命なき戦い。本来は『パワー・オブ・ザ・ドッグ』なのだろうと思いつつも、いつもの流れ通り配信メインの映画に作品賞はないのではないかと。次点の『ドライブ・マイ・カー』は夢として。」
齊藤:「大穴候補として『ベルファスト』に一票。次点には邦画史上初の快挙に期待を込めて、『ドライブ・マイ・カー』。」


■監督賞

やはりここに来るとジェーン・カンピオン強し!

≪推しコメント≫
小林:「ジェーン・カンピオン大本命!で期待を込めて濱口さんを対抗に!!是非最優秀監督賞に選ばれて欲しい!!」
君嶋:「『パワー・オブ・ザ・ドッグ』を作品賞と読んだ場合、監督賞は例年の流れから連動してジェーン・カンピオンになる確率が高いです。女性としては3度目の受賞となり、社会的メッセージ性も強くなる?」


■主演女優賞

映画部みんながリスペクト!60-70年代カルチャーのカオティックな部分を見事に体現したジェシカ・チャステインに「今度こそ…」という声が目立ちました。

≪コメント≫
齊藤:「ジェシカ・チャステインの演技に度肝を抜かされました。ここは一点張りでいきます。『ゼロ・ダーク・サーティ』での雪辱を乗り越え、悲願の初オスカーを手にしてほしい!」
君嶋:「かなりの接戦になるとおもいますが、ジェシカ・チャステインの本人とは思えない容ぶりと演技力が素晴らしく、いまだ無冠なので是非取ってほしいです!」


■主演男優賞

文句なしの全員投票、ウィル・スミス。実話、しかもまだ多くの人の記憶に新しいウィリアムズ姉妹のサクセスストーリーで、愛情も強いが癖も強いパパを、圧倒的な熱量で演じました。

≪コメント≫
小林:「私だったら絶対にこんな父親嫌ですが、そのクセの強い父親を見事に演じきったウィル・スミス1本で!!」
君嶋:「『ALI』『幸せのちから』ぶり3度目の正直ノミネート!実在する主人公への寄せっぷりは素晴らしく、比較動画なども回るほどなので今年こそ是非!!!」



■助演女優賞

なんと、全員が『ウェスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズを本命に!映画部全員、あのキャラクターと豊かな感情表現にすっかりやられました。

≪コメント≫
林:「ここは文句なしでしょう。一択!」
宮嶋:「個人的にはほぼ一択で『ウエスト・サイド・ストーリー』のアリアナ・デボーズ!あの難しいシーンでの表情、涙、ソウルフルな歌。優勝です。でも、『ベルファスト』のジュディ・デンチも絶対いいはずなんだよな~(早く観たい)」


■助演男優賞

本命と次点のバランスをみても、完全に拮抗しました!『コーダ あいのうた』で主人公の父親を演じたトロイ・コッツァーは、アカデミー賞前哨戦といわれるさまざまな映画賞で、ろうあの俳優として初受賞の記録を連発。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』で繊細な若者を演じたコディ・スミット・マクフィーの抑えた演技の巧みさにも高評価。

≪コメント≫
齊藤:「主演のベネディクト・カンバーバッチを食う勢いの演技に魅せられました。25歳の若さというところで同世代としては応援も込めて受賞してほしい!」
宮嶋:「これは一択で!『コーダ』のトロイ・コッツァーには笑わされ、ヒヤヒヤさせられ、泣かされ、いやおうなしに大好きにさせられました。つまり最高。」


■国際映画賞

この部門に関しては、説明不要の結果に!

≪コメント≫
林:「これほど簡単な賭けはありませんね。本当は作品賞がいいけど、日本映画の作品賞受賞はまた、次の機会に。」
小林:「これはもう絶対に獲って欲しいので『ドライブ・マイ・カー』1本で!!」
君嶋:「作品賞は激戦で難しいかもしれませんが、国際映画賞は話題性的にもかなり高い確率かと思います!これを機に世界が日本映画に再注目してくれることを祈ります!」
齊藤:「国際映画賞は『ドライブ・マイ・カー』一択でお願いします!『おくりびと』以来の国際映画賞受賞なるか!」
宮嶋:「他の作品には申し訳ないんですけれど、ホントにホントに、ここで『ドライブ・マイ・カー』じゃなかったら泣いちゃう!」


■番外編「これ/彼/彼女も、ぜひノミネートしてほしかった!」

【助演男優賞に『ドライブ・マイ・カー』の岡田将生】
彼が初めて”役者”と自信をもって名乗れるようになったというほど、個人的には今作で一番印象的な演技を見せていたと思います!(君嶋)

【主演・助演男優賞に『最後の決闘裁判』のマット・デイモンとアダム・ドライバー】
3つの視点から語られる構成、それぞれの中で同じ役柄で、同じ演技をしているのに、心根が違って見える。これ、すごくないですか?(宮嶋)

【主演男優賞に『DUNE / デューン 砂の惑星』のティモシー・シャラメ】
シャラメじゃないと絶対に成り立たない作品じゃないですか?シャラメがこの時代にいたからこそ、やっとちゃんと『DUNE』が映画化できたんです。シリーズ最終作で作品賞含め総ナメにして欲しい。(林)



…と、個人的な思い入れ込みでそれぞれが立てた予想、結果はいかに!?

とはいえ、読みが当たっても外れても、それはそれで楽しみたい、年に一度の映画の祭典。3月28日(月)の授賞式を楽しみに待ちましょう!


最後に、上記7部門のノミネート作品から、早くもU-NEXTで配信中の作品をご案内してこの予想企画を締めさせていただきます。いずれも傑作のお墨付き。ぜひチェックしてくださいね!

『ドライブ・マイ・カー インターナショナル版』
作品ページ:https://video.unext.jp/title/SID0065216
©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会


『DUNE/デューン 砂の惑星』
作品ページ:https://video.unext.jp/title/SID0065620
© 2021 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved


『タミー・フェイの瞳』
作品ページ:https://video.unext.jp/title/SID0065426
© 2022 20th Century Studios.


『ブータン 山の教室』
作品ページ:https://video.unext.jp/title/SID0062738
©2019 ALL RIGHTS RESERVED


また、歴代のアカデミー賞作品賞受賞作も数多く配信中です。この機会にぜひお楽しみください。
特集「不朽の名作揃い!歴代のアカデミー賞作品賞受賞作」




※配信情報を含むすべての情報は2022年3月23日時点のものです。


©2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会