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リバー、流してきたので、その流れに乗ってヨロ企さん作品をおすすめしたい。

京都。貴船神社は「きふね」神社だけれど、貴船(地域)は「きぶね」だということを先週末に知りました。映画部の宮嶋です。

というわけで、話題の映画『リバー、流れないでよ』をやっと観にいけました!(ちなみにこの映画の舞台が貴船なのです)

あー、楽しかった~~~!

同じ2分間が延々と繰り返されるタイムループコメディ。時間SFは劇団の代表で脚本家としても活躍される(『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の日本語版台本も!)上田誠さんの得意技ですね!

時間が繰り返されても記憶はそのままに、2分経つたびに各自が初期位置に戻るという設定の縛りが、それぞれのセリフにも展開にもキャラクターの個性にも強く反映されていて、“2分尺としてのコンテンツ”としても、それらが連なって構成する“1時間半の映画作品”としても、しっかり面白く成立しているんです!すごい!!

劇場で観客みんなで声を出して笑ったの、久しぶりな気がします。コメディ映画って、知らない人と一緒に同じものをみてみんなで笑う。これがシンプルに最高なんですよね。

本作は、京都の劇団ヨーロッパ企画の長編映画第2弾です。私、ヨーロッパ企画(通称ヨロ企さん)が大好きで、過去にもこのnoteでも何度か触れさせて頂いておりました。

実は数年前、別作品でご一緒させていただいたプロデューサーさんがヨロ企さんとのお仕事もされていた関係でご紹介くださって、U-NEXTでもかねてより演劇公演、映画ともにたくさん配信させて頂いております!

舞台・演劇特集:「ヨーロッパ企画」がエンタメ界をじわり席捲中!
映画特集:舞台だけじゃない!劇団ヨーロッパ企画の映画たち


『リバー、流れないでよ』からの切り口でヨロ企さんの時間SFからおすすめさせて頂くなら、まず観て頂きたいのはやっぱり劇場長編第一弾の『ドロステのはてで僕ら』。

『ドロステのはてで僕ら』作品詳細はこちら


そして、ドロステの元ネタとなった、上田誠さんによる短編映画『ハウリング』。5分という短尺のなかにエッセンスが詰め込まれてます!

『ハウリング』作品詳細はこちら


舞台作品ではやっぱり、映画化もされ、劇団の出世作となった『サマータイムマシン・ブルース』のシリーズは外せないですね。こちらは2005年公演の映像と、2018年の再演&続編『サマータイムマシン・ワンスモア』。

『サマータイムマシン・ブルース2005』作品詳細はこちら


『サマータイムマシン・ブルース』作品詳細はこちら


『サマータイムマシン・ワンスモア』作品詳細はこちら


それから、これは時間SFではないのですが、『リバー、~』同様に細かいネタを繰り返しながら大きな物語がグルーヴしていく構造としては、『ギョエー! 旧校舎の77不思議』もぜひぜひおススメしたいです。これ、めちゃくちゃ怖がりな私がめちゃくちゃ推してるという点で推して知るべし、な面白さ!(私がどれだけ怖がりかどうかなんて知らんがな、かと思いますが、とにかく面白いのです大好きなのです)。

『ギョエー! 旧校舎の77不思議』作品詳細はこちら


ひたすらヨロ企作品を紹介してしまいました…!

『リバー、流れないでよ』が大ヒットしている今こそ、ヨロ企さんの面白さにたくさんのかたに触れていただきたい!と、関係者でもなんでもないのにひとり息巻いている今日この頃なのでした。

今年も定期の本公演が発表されています。ここのとこ本公演は毎年かかさず拝見しています!今年もたのしみだな~!

しかも今年は記念すべき、劇団25周年の本公演。きっと気合が入っているに違いない!と思ったら、公式サイトの上田さんのコメント、相変わらず飄々としてました。好き。



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