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【帰ってきた年末企画】2022年、われらの“ぶっ刺さり映画”各3選(メンバー拡大ver.)
早いもので今年も残すところあと4日!今年も映画界ではいろいろなニュースがありました。36年越しの続編『トップガン マーヴェリック』の満を持しての公開、スタジオA24の大躍進、是枝裕和監督『ベイビー・ブローカー』のアカデミー賞国際映画賞受賞や新鋭・早川千絵監督『PLAN 75』、山﨑樹一郎監督の『やまぶき』のカンヌ映画祭での高い評価も嬉しいニュースでした。
そして何より、今年もいい映画にたくさん出会えたことがとても嬉しい年末です。
というわけで、去年に続き、このタイミングでそれぞれに極私的な「2022年もっとも心に刺さった映画」を振り返ってみました。今年はU-NEXT映画部に映画調整部も加えた8人が、それぞれの“ぶっささり映画”を3作品ずつピックアップ。
ルールは3つ。
2022年に劇場公開された作品。劇場未公開作品の場合、2022年に初めて配信された作品
ランク付け不要、各自の基準で“ぶっ刺さった”という主観でOK
忖度なし(お世話になっている権利者の皆さま、失礼があったらごめんなさい!)
ちなみに前情報として、今年の推計興収はこちら(12月公開の強力作品がまだ入ってきていないのですが)。
■2022年全国映画興行収入ベスト10
第1位:『ONE PIECE FILM RED』186.7億円(上映中)
第2位:『劇場版 呪術廻戦 0』138.0億円
第3位:『トップガン マーヴェリック』97.5億円(配信中)
第4位:『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』97.5億円
第5位:『すずめの戸締まり』85.9億円(上映中/本編冒頭12分映像配信中)
第6位:『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』63.2億円(配信中)
第7位:『キングダム2 遥かなる大地へ』51.3億円(配信中)
第8位:『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』45.8億円(配信中)
第9位:『ミニオンズ フィーバー』44.5億円(配信中)
第10位:『シン・ウルトラマン』44.0億円
※12月12日現在(推計概算)※興行通信社調べ
【映画部・林が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:ジャンル問わずドラマ要素重視。どんな球でも泣きにいきます!
◆『トップガン マーヴェリック』◆
ー劇場公開日:2022年5月27日/配信中 ー
「すべてのものは衰え、去りゆく。必ずや、新しいものに取って代わられる。しかし、それは、今日、では、ない!!! 永らく尋常じゃない努力を続けてきたスーパースターによる、人生の黄昏時の"But not today”物語。メッシやモドリッチの姿も重なりました」(林)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0072511
◆『さがす』◆
ー 劇場公開日:2022年1月21日/配信中 ー
「2022年の邦画No.1。これぞ映画です。まいりました。片山監督の前作『岬の兄妹』同様、においたつような貧しい暮らし、そして露悪的な描写も多いけど、それらを単なる“刺激”として雑に使うのではなく、すべてが何かを伝えるために機能している。ラストの切れ味は本当にお見事!」(林)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0072445
◆『愛なのに』◆
ー 劇場公開日:2022年2月25日/配信中 ー
「人間の感情ってそうだよね、そうだもんね、仕方ないよね、苦しいよね、でもズルしながら、生きてくもんね。とても優しい映画でした。河合優実は相変わらず爆発的です」(林)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0071037
【映画調整部・美濱が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:最近は50~60年代の東映時代劇に嵌ってます。
◆『トップガン マーヴェリック』◆
ー劇場公開日:2022年5月27日/配信中 ー
「数度の公開延期で待たされて、待たされて、、’86年の前作『トップガン』への愛に満ちたオープニング数分だけでK.O.」(美濱)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0072511
◆『モガディシュ 脱出までの14日間』◆
ー劇場公開日:2022年7月1日/配信中 ー
「実話をベースにしつつ、エンタメに昇華してドラマを描く。韓国映画界のパワーに圧倒される」(美濱)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0074740
◆『RRR』◆
ー劇場公開日:2022年10月21日/公開中 ー
「3時間超えの全編通して怒涛の展開。ツッコミどころも含めて、ただただ面白い!」(美濱)
【映画部兼国際部・小林が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:好きなジャンルはサスペンスですが、22年は全ジャンル行きました(ホラー以外)!
◆『THE FIRST SLAM DUNK』◆
ー劇場公開日:2022年12月3日/公開中 ー
「今までの人生で間違いなく一番泣いた作品。内容はもちろん知っていたのだが涙が止まらなかった。そして映像の臨場感。本当に手に汗握る作品となってました!!」(小林)
◆『トップガン マーヴェリック』◆
ー劇場公開日:2022年5月27日/配信中 ー
「私なんかがコメントする必要の無い作品!!とにかく身も心も持ってかれた。子供に観て欲しくて4DXで2回目を一緒に鑑賞。4DX × マーヴェリック、最高です!!」(小林)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0072511
◆『MONDAYS このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』◆
ー劇場公開日:2022年10月14日/公開中 ー
「ストーリーの展開、構成がとても素晴らしい。秀逸なタイムリープ作品。ただそれ以上に話の内容が胸に刺さり、ついつい考えさせられる作品になりました!」(小林)
【映画調整部・石黒が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:今年はA24が強かった。来年「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」もついに日本上陸。
◆『トップガン マーヴェリック』◆
ー劇場公開日:2022年5月27日/配信中 ー
「バターのかかったポップコーンとコーラを抱えて映画館で夢中になって観るでエンターテイメント。ポリコレ、マスキュリズム...そんなの関係ない!忘れていたけど、これぞ痛快 ザ・ハリウッド映画!」(石黒)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0072511
◆『NOPE ノープ』◆
ー劇場公開日:2022年8月26日/1月6日配信開始 ー
「クライマックスの“あのカット”にジョーダン・ピールのアニメ愛をただただ感じました」(石黒)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0075997 ※1月6日配信開始
◆『アフター・ヤン』◆
ー劇場公開日:2022年10月21日/公開中 ー
「“AIロボットにアイデンティティはあるのか?”何度も度も繰り返し描かれたSFモチーフを、最高のサウンドトラックとミニマルな映像美で描いた良作。静かに流れる物語の中でふとナイフのように突き刺さる名台詞。『(彼が人間になりたかったか?に対して)いかにも人間っぽい質問ね』ってセリフがしばらく心に残って離れなかった」(石黒)
【映画部・君嶋が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:全ジャンル観る雑食系ですが、「観た後もずっとその映画のことを考えてたか」を基準に!
◆『エルヴィス』◆
ー劇場公開日:2022年7月1日/ 配信中 ー
「元々大好きだったエルヴィスをこの一年はよりヘビロテするように…オースティン・バトラーというスターを見つけた年でもあります。バズ・ラーマン監督の魔法のような編集で走馬灯のように楽しめる彼の栄枯盛衰な人生をご覧あれ!」(君嶋)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0073418
◆『女子高生に殺されたい』◆
「飛ぶ鳥を落とす勢いの城定監督作品の中でも何故か個人的ぶっ刺さった1作。南沙良をはじめとした女子高生チームが可愛いのはもちろん、田中圭のネジが一本ぶっ飛んじゃっている演技も大好きです」(君嶋)
◆『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』◆
ー劇場公開日:2022年7月1日/ 2月8日配信開始ー
「大好きな英国ドラマシリーズ2本目の劇場版。鑑賞ハードルは若干高いですが、全てを観終わっている同志達にはご褒美のような作品。本当は毎年新作作って欲しいですが、今作が有終の美なところも良いです」(君嶋)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0077775 ※2月8日配信開始
【映画調整部・江本が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:青春/恋愛映画にすべてがあると信じ込んでいます。
◆『ヘルドッグス』◆
ー劇場公開日:2022年9月16日ー
「潜入捜査×バディムービーという王道ながら、アクションのアイディア、舞台設定などクセになる細部にヤラれる。岡田×坂口の関係性は雨のシーンで頂点に達するも、なんとセリフがほぼ聞き取れない!でもなぜだか泣けてくるのです」(江本)
◆『パシフィクション』◆
ー第35回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門上映 ー
「でっぷりとしたブノワ・マジメル演じる高等弁務官が、赴任中の仏領の島をただただ彷徨する165分。大胆不敵としかいいようのない作風ですが、なぜか1秒も退屈しない不思議。コンラッド『闇の奥』モノの新たな傑作でもあります」(江本)
◆『アバター:ジェームズ・キャメロン3Dリマスター』◆
ー劇場公開日:2022年9月23日ー
「(まだWOWを観に行けてませんが)公開時以来の鑑賞でまず3Dリマスターの圧倒的クオリティに感嘆。しかしシガニー・ウィーバー→サム・ワーシントンの恋愛線に気付いてしまい、以降3Dメガネ越しにドキドキが止まらず」(江本)
2009年のオリジナル版の視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0012581
【映画部・齊藤が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:分かりやすい設定、ストーリーで直球勝負の映画が大好物。
◆『犯罪都市 THE ROUNDUP』◆
ー劇場公開日:2022年11月3日ー
「待ってました!『犯罪都市』待望の続編!マブリーによる吹っ飛び率マシマシのギガトンパンチは前作よりパワーアップ!?敵役のソン・ソックは今後の活躍も見逃せません。3作目の製作も決定しているので楽しみにしてます」(齊藤)
◆『アンビュランス』◆
ー劇場公開日:2022年3月25日/配信中 ー
「“救急車に乗って逃げる”だけのシンプルなストーリー。相変わらずの火薬量、そしてド派手なカーチェイス。極めつけはジェイク・ギレンホールのキレ芸。これでいいんだ、いや、これがいいんだ。ありがとう、マイケル・ベイ」(齊藤)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0069348
◆『マッドゴッド』◆
ー劇場公開日:2022年12月2日/公開中 ー
「ここ数年の中でも衝撃的な映像体験でした。理解しようとしてはいけません、目の前で起きている悪夢をひたすら享受する作品です。まさしく“Don’t think!Feel.”映画。人生何周したらこんな世界観が描けるのか、ただただ監督の脳内が気になりました。今後、多くのクリエイターに影響を与える作品になること間違いなしです」(齊藤)
【映画部・宮嶋が選んだ、ぶっ刺さり3作品】
傾向と嗜好:A24のお陰でホラーへの苦手意識を克服した1年でした(痛い場面は薄目で…)
◆『ブルー・バイユー』◆
ー劇場公開日:2022年12月2日/配信中 ー
「米国の移民政策という社会的課題を、一家族の、一個人の物語に落とし込んであって、身を切られるような思いでした。流したのは悔し涙。こちらでも書きました」(宮嶋)
視聴はこちら⇒ https://video.unext.jp/title/SID0069347
◆『セイント・フランシス』◆
ー劇場公開日:2022年8月19日/公開中 ー
「『これは私たちの話…!』って思える作品に出会えて胸がいっぱい。綺麗ごとだけじゃない、でも爽快で豊かな女性たちの物語です。子どもも大人たちも最高、大好き!この時も書きました」(宮嶋)
◆『窓辺にて』◆
ー劇場公開日:2022年11月4日/公開中 ー
「今泉力哉監督の作品。登場人物、みんな愛おしいんです。そこにいて、呼吸して、おしゃべりして、ちょいちょい間違えて慌てて、肩をすくめて。友だちのような気持ちに。この作品では、十代からずっと拝見してきて今はすっかり素敵な大人になられたた稲垣吾郎さんが本当に素晴らしくて!玉城ティナさんとのラブホでのちょっととぼけた、とても優しい長廻しのシーンが大好きです」(宮嶋)
ことほどさようにそれぞれの好みが反映された結果になったわけですが、それにしても『トップガン マーヴェリック』が強い2022年でした。世代や年代をこえて愛されているのはさすがトム様…!
皆さんにとって、2022年の“ぶっ刺さり”映画はどの作品でしたか?
2023年も、素晴らしい作品と映画ファンの皆さまを繋ぐプラットホームとなれるよう、われわれ一同頑張ってまいります。また、自身も一映画ファンとして、素晴らしい作品との出会いを楽しみに、来年の劇場公開ラインナップを眺めてわくわくしながら新年を迎えたいと思います。
本年はありがとうございました。
2023年もU-NEXTをどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください!!
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