【自己紹介】U-NEXT君嶋です
いつもお読みになって頂いている皆さん、はじめまして。
U-NEXT映画部の期待の新星、君嶋です。
去年の4月に映画部に異動してからあっという間に1年が経ち、新人だからという言い訳も効かなくなったなぁと焦っていたところでnoteの投稿を任せて頂いたので、今回は私の自己紹介をさせて頂ければと思います。
自己紹介といえば自分のプロフィールや普段の仕事内容などを色々と紹介していくのが普通ですが、それでは面白くないと思ったので1つだけアピールさせて頂きます。
私は映画オタクです。
何を当たり前なことを言っているんだとお思いでしょう。
動画配信サービスの会社で働き、しかもその中の映画部に所属しているのだから映画が好きであることは前提条件に近いかと思います。
ただ私の場合は映画オタクであるというただ1点のアピールをし続けたことでこの会社で働けていると言っても過言ではないのです!
そこを主張しないでどんな自己紹介ができましょうか!
ではなぜそう思っているのか、就活生時代の話をします。
親の影響で小さい頃から洋画にハマりやすく、『スター・ウォーズ』を観たら宇宙の仕事に憧れ、『ジュラシック・パーク』を観たら恐竜博士を志すような少年だった私は大学生の頃には年間500~600本映画を観るような語りだしたら止まらないタイプのオタクになっていました。
もちろん仕事も映画関係がいいな…となんとなく考えていた私は当時の動画配信サービス市場の成長に期待してU-NEXTを受けることにしました。
しかしいざ選考が始まりグループディスカッション等に進んでいくと、周りのライバル達が高学歴で優秀な人ばかりなことに気づきます。
インターンもせず大学生活のほとんどを映画鑑賞と遊びに費やし、語学留学はしていたものの身に着いたのはスペイン語圏の悪友達から教わった下品な言葉しかなかった私は
「これは…まずい!!このままでは周りに負けてしまう!!!」
と危機感を覚え自己PRで
「サークルでリーダーを務めて…」
「バイト先ではリーダーを任されて…」
「インターン先では重要な仕事をして…」
「語学留学で英語を身に着けて…」
というテンプレートが飛び交う中で
「私は映画オタクです。それはもうとんでもなく好きです」
等と奇をてらって言うようしました。
なぜ好きなのか、どのくらい観ているのか、どれほど好きなのか…
とにかく印象に残るようにアピールした作戦が実ったのか、なんとか最終選考までは面接官の反応も良く順調に通過することが出来ました。
ところが最終面接は一筋縄ではいきません。
最後の面接は1対1でした。
面接官は会社の重役で貫禄のある”THE・偉い人”
こちらは大学生の若造。
人生で歩んできた経験値とオーラが違いすぎます。
ONE PIECEで言うと向こうは覇王色の覇気を持ち、こちらはモブキャラでその圧に気絶してしまいます。
そんな緊張感のある面接がさぁどうなるかと身構えていたところ、始まってみると1~2個普通の面接らしい問答をした後に面接官の質問が終わり、
「逆に何か質問ありますか?」
と投げかけられました。
もちろん面接での逆質問は大事な要素の一つ。
あらかじめ用意していた1~2個の質問をしましたが、それでも5分程度しか経っていません。
そこで面接官がまた一言放ちます。
「他に何かありますか?」
聞いたとき最初は
「まぁ最終面接だし、もしかして確認程度だったのかな?」
とも思ったのですが、一瞬で思考を巡らせ
「違う……。これは逆質問で私は”何か”を試されているッッ!」
という結論に至り、
自分らしい個性的な質問が出来ないかと愚考した結果出た質問は
「えーっと、好きな俳優さんとかはいらっしゃいますか……?」
赤面。こんな質問を最終面接でした就活生は後にも先にもいないでしょう。
しかし面接官はさすがの人生経験と優しさを備えており、普通に回答をしてくれました。
「う~ん、ロバート・デ・ニーロが好きだね」
渋い!!御年77歳(現在)のハリウッドを代表する名俳優!
たまたま私も好きな俳優で守備範囲だったので、すかさず食い付き
「デ・ニーロ、いいですよねぇ!好きな主演映画とかありますか?」
面接官「『レイジング・ブル』とか昔の作品が好きなんだよね」
「おぉ~80年代のデ・ニーロは脂が乗っていて最高ですよね!ちなみに同じ年代だと『キング・オブ・コメディ』とか『ミッドナイト・ラン』が好きです!ご覧になりましたか?」
面接官「『ミッドナイト・ラン』は観てないかもな、どんな映画なの??」
~という流れでデ・ニーロ映画のプレゼンをして面接は終了。
手応えなし、完全に不採用だ…と落胆していた数日後に採用の連絡を頂きました。
皆さん、もうお気づきですね。
特に秀でた部分もなかった自分が無事にこの会社に滑り込みで入社できたのは、そうです。
ロバート・デ・ニーロのおかげなのです。
違いますね。
何かを熱く語るための情報量とその伝達の仕方が上手くハマった結果、採用して頂いたのかもしれません。それとももしかしたら本当にデ・ニーロの熱いオタクで同志が欲しかったのかもしれません。私はそっちを推したいです。
何はともあれ、「私は映画オタクです」と主張し続けた結果が今に繋がっているんじゃないかと思うのです。
皆さんも好きなことや、やりたいことは声を大にしてアピールし続けることをオススメ致します。
そんな映画オタクな君嶋の自己紹介でした。
皆さんもオススメの映画や俳優などを聞きたかったらお気軽に私にお申し付けください。目を輝かせて受け答えさせて頂きます。
~オマケ~
例の面接官に会った時突然デ・ニーロの話を振られるかもしれないと思って出演作80作以上鑑賞し、その影響で今は一番好きな俳優の一人になっているのですが、話す機会はないまま今に至ります。私の準備は完了しています(笑)
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