人間の一生は「何を得るか」ではなく「どうやって諦めるか」だ。
人間の一生は、「何を得るか」ではなく「どうやって諦めるか」だと思う。
人間には限界がある
人間には限界がある。
すべてを手に入れる事はできないし、得られる可能性があったとしても、それには運が伴う。
生まれた環境から才能、そしてすべてを手に入れたように見える人ですら、不満を感じているのだから、まだ「足りない」のだろうし、すべては手に入らない。
人間が何かを得るという行為には限界があり
それは物理的な制約よりも、精神的な問題によって無限発生する欲望の方に問題がある。
だから、人は、得ることでは満たされない。
人間はいつか必ず死ぬ。
仮に、すべてを得た方な人がいても、それらを失う日がくる。
諸行無常、万物あらゆるものには期限がある。
植物は枯れるし生き物は死ぬ。
人間の一生の上では永遠に思えるような物質でさえいつかは消えていく。
そして何より、本人が死ねばそれまでの関係でしかない。
どんなに得ても、死ねば失う。繋がりは消える。
その日は必ずやってくる。
自分が生きている間に失う人、物、事、自分が死ぬ事によって失う人、物、事。
必ず失う。
それを受け入れる事。諦める事が、本来、人間が取り組むべきゲームであって、
どれだけ得るかというゲームではないのではないだろうか。
必ず失うのに金をためたり、物を集めたり、それもまぁ楽しいのであれば一興かもしれないし否定はしないけど
失う事を前提で集めていくことに心身すり減らすのは間違っているように思う。
どうせ失うのだと思えば、さほど欲しくも無くなる。
そんなつまらない物事は諦めて、もっと心の底から、楽しいと思える事や、心が落ち着くことに時間を使った方がいいんじゃないだろうか。
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