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店舗運営は立地がすべて

どーも! 無職おじさんです。タイトルにある通り、お店の物件選びについて書いてみました。

飲食業に限ったお話ではなく、お洋服屋さんや美容室、その他さまざまなお店の物件選びって、難しいですよね。繁華街や商業エリア、地方のロードサイドや商店街など、出店エリアを決めて、予算に見合った空き物件をひたすら探して回る作業。私は半年以上かかりました。

で、この記事では、物件探しのノウハウについて書かれてはいません。あらかじめ、ご了承ください。失敗談ですので、なぜ失敗したのかについて、私の経験と共にお伝えしたいと思います。

店舗を構えることの怖さ

いきなり店舗運営を全否定するような見出しですが、ぜひこの「店舗を構えることの怖さ」について、物件契約する前に、しっかりと考えて欲しいのです。

物件契約するためには、敷金・礼金、前家賃、手数料、保険などさまざまな費用がかかります。契約後内装工事が始まり、その工事費用も支払います。ここで、開業資金の大半が消えてしまいます。

多額の費用をかけて完成した自分の店ですが、オープンして実際に営業をするまでは、どれくらいのお客さんが来てくれるのか、わかりません。

もし、想定より客数が少ないという結果だった場合、その店舗を変更できますか? つまり、移転や内装の見直しなどの選択肢ってありますか? ということです。個人で独立開業した場合だと、ほぼ無理です。

頑張って貯めて、さらに銀行や国金などから借入して作った何百万、何千万という開業資金の大半を、あとから変更できない物件にベットするという一番難しい経営判断を、まだ経営者にもなっていないうちにしなければならない、ということです。

これって、冷静に考えると、恐ろしいと思いませんか?

ここからは私の失敗例です。

開業準備を終えて、オープン初月の売上は、な、なんと、、、想定の半分以下でした。当然大赤字です。想定売上でさえ、損益分岐点ギリギリに設定していましたから、初月で運転資金の半分近くを失いました。

店舗運営は初月から黒字なんて無理! 飲食店は最初は赤字スタートが当たり前! ということが問題なのではありません。オープン景気すら生み出すこともできない物件だったのです。

物件だけの問題でないことも重々承知なのですが、オープンして直感したのは、「ここじゃなかったんだ……」というものでした。

物件選びに、、、、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、失敗した、あたしは失敗した……というバイト戦士の心情でした。@『STEINS;GATE』

さきほども書きましたが、一番金のかかる、あとから変更できない、最も重要な経営判断に、私は失敗したのです。

立地調査は無理ゲー

私も、物件の契約をするまえに、一通り調査はしました。エリアの人口と世帯数は調べましたし、ピーク帯の11-14時と18-20時に、1週間物件前で車と歩行者をカウントしました。そして、自分なりに客数を算出して売上計画を立てました。

当時、飲食店の立地調査に関していろいろ調べると、多額の資本を投入してシステムを開発していたのはマクドナルドでしたが、そんなマクドナルドでさえ2割は失敗するという記事を読んだ記憶があります。

つまり、個人が物件調査をしたところで、結局大した理論はなく、感覚で決めざるをえないということではないでしょうか。明らかにわかる条件として、路面店か階上階下なのか、駐車場の有無、看板の視認性などがあり、その他物件に付随する条件で判断するしかありません。

ロジックではなく、感覚で決めなければならないこの物件という経営判断って、本当に恐ろしいことだと思います。ここでハズレを引くと、なかなか状況を立て直すのは難しいでしょう。

ちなみに、私の現在の家は都内私鉄の駅近なのですが、去年この駅から徒歩1分くらいの場所にラーメン屋さんがオープンしました。一度だけ食べにいき、美味しかったのですが、“ここじゃないな”と直感しました。結局そのラーメン屋さんは半年も経たずに閉店していました。

他人の店なら直感も正しく働くのに、自分の店となると直感が狂う、というのも皮肉な話です。

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