過去を振り返ると、人間不信の自分がいた

さかのぼる事幼稚園時代。


わたしは時代を先駆けして引きこもりをしてました。


いわゆる不登校。


いや不登園か。
(義務教育じゃないから、問題にされませんでしたが)


何故ならイジメにあっていたから。


多分3年間のうちの半分もいってないと思う。

今振り返ると、ちょうど両親は不仲の真っ只中!

嫁姑問題や両親のケンカは日常茶飯事。

多分、わたしが小学校に上がるくらいがピークだったかなぁ。

そういった不安感とイジメが重なっての
引きこもりだったんでしょうね。


ただ、周りの大人の対応は遅く…。


義務教育じゃないから行かなくてもいいし。

母はどちらかというと、問題児の弟
(今でいうとADHDと言われたかも)がいたので、
そちらにかかりきり。


おとなしいわたしの事は、
さほど問題視してなかったのかも。


わたしはわたしで、
家ではしゃべれるけど、外では喋れないという

「場面緘黙症」

もありましたが、
もちろん周囲の理解はないので



「猫かぶってる」(親の視点では)
「知的に遅れがある」
(外では喋らなかったので、喋れない子と見なされていた)


と思われていたようです。


で、年長組になってようやく、イジメの対応として
イジメっ子とクラスを別にする
という措置がとられました。

父親からは

「やられたらやり返せ!」

という

「できたらはじめから苦労しねーよ!」

という精神論を言われ、


もうそこで

「この親はダメだ。わたしを守ってくれない」

「大人(親や先生)は助けてくれない、頼りにならない」


という事を学びました。

社会性を身につける、一番最初の時期にいじめられ、

「人に弱みを見せるとやられる」


という事を学びました。


つまり


「ひとは信用できない」
(親であっても)
「弱みを見せるとつけ込まれる」
「自分の身は自分で守る」


事がわたしの身を守るルールになりました。


「孤独である(信頼しない)事が生き残る術」

だったわけです。
(そーだったのか!と今気づくw)




それが絶対的なルールなわけだから
誰にも心開けないわけ。


友達とかムリ。


先生に相談?ムリ。



よく「誰かに相談して…」とか「話を聞いてもらう」とか言うけど、ムリなものはムリ!


そんなん身近に信頼できるひとや
「信頼する」事ができるリア充だけですよ!

「悩み事なんて、誰かに話して笑い飛ばしてもらいなよ」


なんて有言実行したら、



わたしのガラスのハートが粉々に飛び散って、回収不能になるわ!



よくネガティヴなのに人に愚痴れるひとがいますが、それすらできませんから!

『こんなわたしに気を遣ってもらって申し訳ない!』

って逆にストレス溜まるわ!

人間不信だし、対人恐怖症?だし、あがり症だし、
ひとと挨拶すらままならず。




その当時は精神病なんて

『ホントにビョーキですね』

な症例しかなくて、
「社会不安症」「社交不安症」
なんて言葉すらない時代。


自分がこんなに苦しいのに病気でもない。
ただの性格の問題。
(と思っていた)

病気じゃないから治しようもない。


本を見ても当てはまるものは何もなく。

みんなが当たり前にできる事ができない。
(挨拶、おしゃべり、雑談)

みんなが当たり前にできる事が、なんでできないのか?


わたしはふつうじゃないから?


こんなにも努力して頑張ってようやく人と同じ。


できて当たり前だから、誰にも褒めてもらえない。


できなければ

「そんな事もできないの?」

と思われる。


頑張らないと!

努力しないと!



でも頑張れば、なんとか結果は出る。
じゃあ頑張らなかったら?


ダメな役立たず?

頑張れば
「よく頑張ってるね」
と言ってもらえる。

じゃあ頑張らなかったら?

じゃあ頑張らなかったら?

いつまで頑張ればいい?


お金が如実に表してる。

働けば入ってくる。

働かなければ無一文。


生きてる間は頑張って、働いて、頑張って、働いて…。


そんな中思ったのが

誰も信じられないなら
わたしがわたしを信じよう。


誰も褒めてくれないなら
わたしがわたしを褒めよう。


ということ。




わたしはわたしをずーっと見てきたよ。

よく今までやってきたね。

ムリなことにもチャレンジして、
「イヤだ」
と投げ出す事もせず。

結婚して子どもも作って

「人並みのふつう」を

全うする事ができた。

だからもういいか。


わたしにしてはよくやった。

結局、頑張って努力しても
心の欠乏感は満たされなかった。


ふつうになれなかった。

孤独はなくならなかった。


だからもう諦めよう。

頑張るのも疲れた。


と当時は思っていました。

(2016年秋の記録より)






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