🐉衣装歴史学 其の一、坂本龍馬 五十一
五十一、
現代においてこの時代、特別にスポット・ライトが当たる人物は指の数程で物語化される者も数人であるが、資料を当たって時代背景等を調べると、指の数で足りない程数多の人物、いや若者達が上昇出世していた事が判る。その中の一人としての近藤長次郎考察なのであるが。そしてくっきりと近藤の生き方が坂本龍馬物語上の坂本とのコントラストを為している。陳腐な言い方で、それは光と影。所謂、『薩長同盟』の意味的核心を追い、資料を左に置き、また直感を右に掴み、総合的、というか空想的というか推測