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23.London(ロンドン)で(その1:ロンドンって意外と小さい)

初めてのLondon(ロンドン)で、翌日は移動日扱いで休みをもらえたので、当時日本にはまだなかったBurger Kingが珍しくて(バーキンはアメリカですけどね)、ハンバーガーを食べながら地図を広げて、どこに行こうかと同僚と相談していた時のこと。
 
隣のテーブルから
“Go by boat !“
(ボートで(クルーズに)行きなさい)
と声がしたので、見ると人の良さそうな丸顔のおじいちゃんがこちらに向かってニッコリした、その前歯が2本ありませんでした。

ビクトリア・ステーション


その時はVictoria(ビクトリア)ステーションの中のホテルに泊まったんですが、帰りに駅の中に結構大きなビールを売っているお店がありました。
適当にあれこれ買い込んで二人で部屋飲みしたところ、中の一本がとても美味しかったので「明日はこれだけ買ってきて飲もう!」と決めて、翌日その缶だけ4-5本買って来ました。
 
ところが「カンパーイ」と口に入れた瞬間、予想とは全く違って妙に甘ったるい味が口に広がり思わず吐き出しそうになるのをこらえたものの、二人とも訳が分からずにもう一度お店にそのビール缶を持って行って確認したところ、
 
“Some ales have sugar.”
(エールには砂糖入りのもあるんだ)
昨日飲んだものととても良く似たデザインのエールで、どうやら砂糖入りのものだということなのでした。エールの中には発酵を促すために砂糖を入れるものが有る由。
 
甘い理由は分かりましたが、でも誰が飲むんだ、こんなもんって思ったのも確かです。
 
ある朝少し早く起きたので、天気も良いので朝ご飯前に散歩に出かけました。
駅の裏のビル街を少し抜けたと思ったら、目の前にPink FloydのAnimalsのジャケットの工場が。(実際は発電所らしい)
 
ジャケットはグラフィックだと思っていたので、まんまの光景に(まあブタさんは飛んでなかったですが)びっくり(*_*)しました。
ロンドンにいるんだなぁと妙に感激もしましたねぇ。

バタシ―発電所


ビクトリアステーションからはBuckingham(バッキンガム)宮殿まで割と近く、地図を見ながら歩いて行こうと思ったら、いつの間にか方向を間違えてしまったようで、気が付いたらWestminster(ウェストミンスター)に出てビックリしたことがあります。結局地下鉄で行く羽目となりました。
 
カジュアルで渋谷っぽいPiccadilly Circus(ピカデリー・サーカス)から銀座の様な高級店が立ち並ぶRegent street(リージェント・ストリート)や Oxford street(オックスフォード・ストリート)が繋がっていたりしてロンドンって意外に小さいなぁと思いましたね。
 
ロンドンでは市内の移動には地下鉄や2階建てのバスにも乗りましたが、一度だけちょっと急ぎの時にタクシーに乗りました。
 
Paddington(パディントン)駅に向かってもらいつつ、ドライバーにそこからどこに行くのかを訊かれたのですが、初めて行く場所で、メールに書かれている地名は
“Slough”
ええと…。なんて読むんだ、これ?
“ugh”ンとこは、”though”とかと同じかな?と思いつつ
「…スロー...?」とか「スラ―?」
と言ってみたところ、首をヒネりながら
“Show me the paper !”
(その紙、見せてみな!)
と言われて渡したメールを見てドライバーから発せられたのは(カタカナにしますが)
「スラウ!」
そんなん、読めませんがな。😢

ロンドンタクシー


ロンドンのタクシーは(当時は)形も皆同じで色も黒だけ。
メーカーも確かオースティン1社だったと思います。
乗ってみて初めて知ったのですが、前と後ろは仕切られており、助手席のところが荷物置き場で後部が座席。
4人がゆっくり向かい合って座れる構造です。
 
最近オリンピックを機会に日本でも似た外観のタクシーが多くなりましたが、高さ以外は普通のタクシーと同じですよね。
 
一度4人で乗る機会があり、他の3人はボクより大きい人達だったので(フランス人とベルギー人)やむなくボクが後部座席の真ん中に座って窮屈な思いをしました。
海外からのお客さんを多く乗せることを考えたら、見た目だけでなく、座席もロンドンのタクシーと同じにしといて欲しかったなぁ。





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