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サグラダ・ファミリアでイースターの受難劇ライトアップ♪

欧州はイースター休暇の真っ只中。スペインでもイースターはSemana Santa(聖週間)として祝われ、アンダルシア州の儀式や行列は特に有名なようです。聖週間はイエス・キリストの苦難と死を偲ぶ行事。

ここバルセロナではあまり大きな行事はありませんが、サグラダファミリアの受難のファサードでライトアップとともに受難劇が行われるということで行ってきました。

サグラダ・ファミリアについてはたくさんの日本語の解説があるので少し視点を変えて以前こちらで書いています。

サグラダ・ファミリアには、生誕のファサード、受難のファサード、栄光のファサードと3つの玄関口があります。

生誕のファサードはキリストの誕生から青年期までを表現したもの。ガウディによるデザイン。

生誕のファサード

受難のファサードはキリストの苦難を表し、最後の晩餐からキリストの十字架磔刑、そして昇天までの聖週間の場面が彫刻で表現されています。こちらは彫刻家ジュゼップ・マリア・スビラックスによるデザイン。

受難のファサード

そしてまだ完成していない正面玄関となる栄光のファサードは、キリストの栄光と人類の永遠の生への道が表現される予定です。

栄光のファサード Google Streetviewから

そして今回は聖週間を表現した受難のファサードでの受難劇。受難劇というのはスペイン各地で役者を使って行われるのですが、サグラダ・ファミリアでは受難のファサードの彫刻をライトアップしながらストーリーを伝えるスタイル。

夜に2回カタルーニャ語とスペイン語でそれぞれ行われ、最初のカタルーニャ語の劇に行ってきました。

激混みかなと思ったのですが、そこまで混んでおらず問題なく見ることができました。

開始ちょっと前にライトアップが始まりました。普段は見れないサグラダ・ファミリア。

「聖週間」と映し出されています。

そして始まりました!

最初は正面左下の「最後の晩餐」の彫刻にスポットライトがあたり、最後の晩餐のシーンのナレーションが流れます。

右側へと進み、そして上段の彫刻へ。赤と白のライトが夜空に映えます!

次から次へと七変化。

剣の音が聞こえたり、雷が響き渡ったり。今どきのプロジェクション・マッピングほど豪華ではないですが、普段見れないだけに十分楽しめます。

最後はキリストが昇天して終了。ずっと上の方に昇天したキリスト像がありました。30分ほどのショーでした。

サグラダ.ファミリアは去年にツアーも参加し、ファサードは何度も何度も眺めていますが、毎回色々な発見があります。今回受難劇が行われた受難のファサードは、確かに最後の晩餐のシーンがあり、十字架に掛けられたキリストも記憶にあるのですが、一連のストーリーとしては記憶していませんでした。

今回の受難劇でキリストの受難やサグラダ・ファミリアの彫刻の意味を知る良い機会となりました。それにしてもファサードだけで劇ができてしまうとは、本当にガウディはキリストの全てをサグラダ・ファミリアに詰めたんだなと感心します。

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