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美食で知られるバスクの州都、ビトリアの街歩き

スペイン・バスクの州都、ビトリア

前回はビトリアのピンチョス巡りについて書きました。


今回はビトリアの街歩きです。

ビトリアはバスクの州都と言ってもビルバオがバスクでは最大の都市。そして、美食の街として知られるサンセバスチャンも注目を浴びすぎて、比較的地味なビトリア。聞いたことある人も少ないのでは?

実際ビトリアで観光客はほぼ見かけませんでした。バルセロナから一番アクセスの良いバスクの街なので寄ってみました。

ビトリアの紹介


ビルバオやサンセバスチャンより少し内陸に入たところにあるビトリア。ワインで有名なリオハからすぐ。

ビトリアの旧市街は小高い丘になっていて、丘の斜面にぐるっと通りが何重か走っています。地図の濃い赤い部分が旧市街↓その周りが新市街です。

丘の上に佇むビトリア旧市街


旧市街はとってコンパクトなので短時間で観光ができます。下の方はバルなどが並ぶ商店街。

丘の上の方は住宅や公共施設などが中心です。一本通りを上がるだけで随分静かに。

きつい坂のてっぺんには城壁があります。

中世の建物も他の地方とはちょっと異なったバスクっぽい造り。

スペインは高齢者人口が多いので、いくつかの坂にはエスカレーターが設置されていました。

緩やかな坂は動く歩道↓バルセロナでも山の方は結構エスカレーターや斜行エレベーターがありますが、ビトリアもバルセロナも故障して停まっているところがちらほら…停まってたら意味ないですね。

新市街側から丘の上の旧市街を眺めます。

旧市街で馬肉屋さんを2軒見かけました。バスクでは馬肉は結構食べるのでしょうか?バルセロナのあるカタルーニャ州やその南ののバレンシア州の市場で馬肉屋を極稀に見かけましたが、町中の個人商店で見たのは初めてです。バレンシアはサンドイッチに挟むとかその程度しか飲食店では見たことがありません。どちらも看板がレトロでキュート♪

城壁の一部のような建物に洗濯物が…こういう中世の建物に生活感が垣間見れるのが面白いです。

城壁内にはサンタマリア大聖堂↓があります。近くの公園では近所に住むと思われる子どもたちが遊んでいて、かなりローカルな雰囲気の城壁内でした。

そして今まで見たことなくて画期的と思ったのが円形の物干しと傘型の雨よけ!バルセロナでは壁と平行にワイヤーを張り巡らす物干しが主流で、雨よけもついているところは長方形です。地域で物干しにも大きな差があるとは驚きです。

猫とネズミのシルエットの下に、「私有地につき通り抜け禁止」のサインがあ。こういうユーモア好きです♪

垢抜けている新市街

コンパクトな旧市街を一通り廻って、新市街へ。街の中心、ビルヘン・ブランカ広場。この辺りは商店も多いのでかなり賑わっています

バルセロナより明るく感じるのは恐らく建物の白い窓のせいでしょう。明るい町並みも垢抜けて見えていいです。スペインの北西部にあるガリシア州もこういう建物が多かったです。

郵便局の建物もバスク地方特有の見事な建築。

美食のバスクで市場を散策

最後に、私が行く町々で必ず行くようにしている市場へ。中心近くにあるGasteizko Merkatuaという市場で、一見60年代くらいの建物。

改装したばかりのようで中はピカピカ。大きなバルがあってここもピンチョス巡りの候補の一つでした。

新しくて気持ちがいいです。

ハム、ソーセージやチーズなどを売るお店。

魚屋さんもいくつか。

バスク製品もありますが、そうでないものも結構売っているので、特に変わり映えするものはありませんでした。それでも市場見学は楽しいです。照明のせいもあるのか、お惣菜は気持ちバルセロナよりも美味しそうに見えます。

まとめ

日本から行く人は少ないと思いますが、ビトリアはコンパクトな町でストレスなく観光もピンチョスのハシゴもしやすいです。個人的には観光客が少なくてローカルな感じが好きです。

グルメはサンセバスチャンだけがやたら注目されていますが、ピンチョスに限って言えば以前行ったビルバオもビトリアもサンセバスチャンもほぼ同レベルだと思います。是非バスク地方に行かれたら、サンセバスチャン以外にも訪れてみてください♪

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