自由になった瞬間に人は自由ではなくなる

この題名の言葉は武田鉄矢の今朝の三枚おろしで聴いたフレーズだ。

なにかの本のフレーズだったが忘れてしまった

私は今この言葉にすごく近い状態にある。

世間は二度目の緊急事態宣言が発令されて私は家に居ることがとても増えた。

それまでは東京の本社まで2時間以上かけて通勤していたが今は本社に行くことはまずない。

家にいてもやることは正直言うとほとんどない。

自宅で作業をしたあとは時間が有り余っており、通勤時間で潰れていた時間が有効活用できると思いきや…

まったく何かをやりたいとかいう欲求が生まれないのだ。

思い返せば一度目の緊急事態宣言の発令から会社は自宅待機になりその後から家でできる何かに没頭しようとして昔から熱の冷めない珈琲にこだわってみたり料理をしてみたりお酒に凝ってみたり、普段は観る時間がないアマプラで映画を観たり〜としてみても面白味を感じないのである。

やはりこういった趣味は普段外に出て忙しく動き回ったあとに少しやると癒しになるわけで

???「ステイホーム」「お家にいましょう〜」と見ず知らずのおばさんに言われても普段の生活があるから輝くのであって、このありふれた趣味は緊急事態宣言ではむしろ味気ないほど虚しく感じるのだ。

面白いことや楽しいことは辛いことがあってこそ心や体に響くのであり、外に出ないで家で仕事をする時間が長引けば長引くほど自分が趣味だと思っていたことがいかに凡人の趣味なのか理解できる。

そんなときに武田鉄矢のフレーズで

"人は自由になった瞬間に自由ではなくなる"

これが正にそう。もう自粛ムードにはお疲れなのだ。もう休み疲れと言ってもいい。確かに今この大変な環境で働いている自衛隊さんや医療従事者もいるだろうが、多くの国民はもう「自粛なんてしてらんねーよ!」というストレスは渦巻いているだろう。そう人は出かけなきゃ死んでしまう生き物だからだ。会社「家で仕事していいよ〜」「休みが増えたよ〜」と言われてもテレワーク慣れしていない日本人にはただのストレスでしか無い。

そして貴重で有限である時間をまた見知らぬおばさんに???「ステイホーム」「お家にいましょう〜」と言われても大半の国民はストレスを感じざるを得ないのである。

中には逆に家にいることによって「自分の時間が増えたよ〜」とか「家族といる時間が増えたからいいよ〜」という人もいるようだが私は緊急事態宣言が発令されてからというもの調子が悪くて、毎日が鬱屈している。

早く外に出て動きたい!早く動き回りながら仕事したい!

という感情が湧き上がってくるのだ。

なので武漢ウィルス禍になって昨今「自由になった瞬間に」私は「自由でなくなっている」と強く感じるのだ。

まだ武漢ウィルスの後遺症の怖さや患ったらどうしようという恐怖はあるが早くこの武漢ウィルスがインフルエンザのような扱いになることを祈りつつこのあたりで締めたい。

                                                                                                         五百籏頭

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