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北の大地

次に記憶があるのは、北海道の港湾都市です。

そこでの記憶には、私と母親と弟の3人家族の記憶です。

父親との記憶は、ほぼ皆無です。


なぜなのか、その当時は理由が分かりませんでした。


そこで、私は小学校に入学するまでを過ごすのでした。


当時の私は、母親一人だった為、幼稚園や保育園には通えず家で母親から本やドリルを渡され一人家で自習していました。

今思うと、幼少の頃に人と関わるのが苦手になった要因がここにあるような気がします。同じ年代の子供達とケンカしたり遊んだりを私はしていませんでした。

家には、寂しくないようにと母親が考えたんだと思いますが、猫やインコがいた記憶があります。


北海道に来た理由を知るのもかなり後の事です。

その理由とは、母親と結婚していた父親ですが、島にいた女性と親しくなり島にいられなくなった女性が北海道に来たらしく、それを知った母親の親戚が、父親を、追いかけろ!と言われ

父親を探しその後を追って北海道に来たそうです。


堪え性がなく、自由きままで責任感のかけらもない父親は住職の道も捨て、さらに私と弟、母親を捨て女性を追いかけ北海道にきたそうです。

それをさらに追いかけてきた残された家族👪

それが私達でした…


北海道での生活は、長くは続かないのですが晴れて私は、小学生になるのでした。

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