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ぼくが歴史を語る理由

自己紹介がわりと言っては何ですが、高校時代は赤点だらけ、教育の世界は門外漢の私が歴史を学び、語る理由についてお話しさせていただければと思います。

私は、国民が「健全な歴史観を取り戻す事」こそが日本にとっての喫緊の課題だと考えています。

そのためには、これから歴史教育を受ける子を持つ親が「何かがおかしい」と気づいてもらう事が大事だと思うのです。

ちょっと日本が直面している危機について話したいと思います。

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これは、「自分の国に誇りが持てますか?」という質問に対する、各国のアンケート結果です。日本が最下位なのがおわかりいただけるかと思います。

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「もし戦争が起こったら国のために戦うか?」というアンケートでも日本は最下位です。

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さらに、各国と比較して、日本の若者は将来に希望と、幸せなイメージを抱けていない事もわかります。

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それどころか、日本の高校生の四人に一人が「自分はダメな人間だ」とまで思ってしまっているのです。

これらの統計をまとめてみると

日本人は自分の国が嫌いで、

自分のことも嫌いになってしまっている

ということがわかります。

それが最悪の結果としてあらわれているのが次のグラフです。

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先進国の中で、日本の若者の自殺率はずば抜けてトップなのです。

ここで疑問に思ってしまうのが、「日本ってそんなにひどい国なの?」という事です。

不思議なデータがあります。

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日本人は日本のことが嫌いなのに、アジアのほとんどの国の人々は、日本に対して好意的な目で見ているのです。

この認識の違いは一体どこからきているのでしょうか?

私が確信している原因は、

「日本の歴史教育が歪んでいる」という事です。

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日本の歴史教科書は異常です。

自国の歴史を学ぶのに、特定の近隣国に配慮した内容でなければならないと定められているのです。

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このような条項の下、日本の歴史教育は「日本は加害者」という概念を子供達に刷り込んできました。

これを「自虐史観」といいます。

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どうしてこんな教育がまかり通ってしまうのかと言うと、一言でいえば「戦争に負けたから」です。詳しくはまた「負け犬の遠吠え」で説明したいと思います。

「自分の先祖はこんなに悪い事をしたんだ」

「自分の住んでいる国はこんなに悪い事をしたんだ」

という教育では、自己肯定感も国家観も育みません。

自己肯定感とは無条件に自分の存在意義を認めてあげる事のできる感情の事です。

国家観とは、「個人の欲求」という枠を越えて「国家」という枠組みの一員であることを自覚し、より多くの人のが求める幸せを考える事のできる視点の事です。

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「ボランティア活動に対する興味」を調べたアンケートを見てみると、自己肯定感、国家観が育まれなくなった日本人の心から、「誰かのために」という気持ちが失われているように思えます。

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そして自国の文化を知らないため、他国の文化を理解する事もできなくなってしまいました。

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そして若者たちの国家観の欠如は、政治への関心として露骨に表れています。

率直に言いますと、これは国の存亡の危機です。

こんな言葉があります。

歴史を失った民族は滅びる。

心の価値を失った民族は滅びる。

希望を失った民族は滅びる。

まさに日本のことではありませんか。

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しかし9年前、「自己肯定感」「国家観」を失いかけていた日本人を大きく揺るがす出来事が起こりました。

みなさんの記憶にもしっかりと刻まれているはずです。

東日本大震災です。

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壮絶な災害の惨状の中で、

あの時、日本人の秩序、優しさ、思いやりを目にしたはずです。

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命に関わるほどの災害の時に、助け合ったり、譲り合ったりするのは当たり前じゃないのか??

日本人ならそう思われるかもしれません。ですがこの画像を見てください。

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フィリピンでは、救援物資を運びに来たヘリに民衆が群がって着陸する事ができませんでした。

ハイチでは、被災者が被災者から物資を強奪していました。

アメリカでは、被災者にまず差し向けられたのは武装警察でした。

物資を受け取る順番待ちに列をなし、助け合い、譲り合う日本人の姿に、実は世界は驚愕していたのです。

そして何より、私たち日本人自身にも、気づかないうちに大きな変化が訪れていたように思えます。

「国家観」が芽生えたのです。

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あの時「誰かのために」「みんなのために」そして「日本のために」と思いませんでしたか?

そしてそれを裏付けるかのようなデータがあります。

あの地震以降、自殺者数が激減しているのです。

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自殺というものは、「その人が抱えている問題」と「自分」だけの、狭い世界に閉じ込められてしまったしまった時に起こるものだと考えています。

あれほど辛い出来事が起こったにも関わらず、日本人がそれでも自死を選ばなかったのは、「自己」と言う狭い枠を越えて、社会、国とのつながりを肯定できたからではないでしょうか。

そして私は、日本人に芽生え始めた国家観を根付かせるには「歴史教育」が重要だと考えています。

震災の時に日本人が見せた秩序や優しさは、長い歴史にうらづけされた民族性そのものだからです。

今も昔も、日本人は立派でした。

近隣諸国への配慮よりも、その事をしっかりと教えなければならなかったのです。

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ですが現在の歴史教育は、自虐史観である事に加えて、人物名、出来事、地名、年号を覚えるだけの暗記モノになってしましました。

歴史が「どこかの誰かさんの昔話」になってしまったのです。

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ですが、間違いなく言えるのは

「歴史は自分の物語」という事です。

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1人の人間が生まれてくるためには2人の人間が必要になります。

1世代25年(25歳で子供を産む)と仮定しすると、30世代遡ると10億人の人口が必要です。

しかし30世代前は鎌倉時代、日本の人口は750万人しかいなかったはずです。

日本は島国なので、昔は海外からの人の出入りが少なかったはずです。

ということは、かなりの数の共通祖先がいないと辻褄があわないのです。

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これはどういう事かというと、「日本人は皆、遠い親戚かもしれない」という事です。

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世界一長く続く日本の歴史は「どこかの誰かさんの昔話」ではありません。

「自分が生まれてくるまでの、自分の国の物語」

なのです。

そしてその歴史をみんなで守っていけるように、私は歴史を学び、語り伝えていこうと思います。

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