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考え事

日々いろんな記事を読んでいるのだけれども、知らないことがたくさんあるわけで、それは自分のこともしかり、とくに内面のことは昔から自分でもよくわからなかった。

高校生あたりからたぶん自分のマイナスな部分が際立ってきたと思うんだけど、最初は雨の日になるとなぜだかとてつもなく悲しい気持ちに心が支配されることが増えた。何に対してというわけではなく、訳も分からずただ悲しいというだけでよく泣いていた気がする。でも学校には行くわけで、よくわからないまま、ただの中身のない空っぽな感じだった。まだ「病む」という言葉がそれほど浸透していないときだったから、すごくとまどった。

といっても気分が落ちているときはそんなこと考える余裕はないから、だいたいその時期が終わってから

なんなんだあの時の自分。。。

ってな感じで自己嫌悪に陥っていた。自信なんてない根暗人間だったから。

部活に行っても何もやる気が起きず、体育館の隅っこで寝転んで終わったこともあった。キャプテンなのに(ひでぇ話だ)。

それから天候に関係なく周期的に病むことが増えた。一人になりたくてトイレに籠ってしまったり、急に悲しくなって泣いたり。その時はよくわからんがそういうもんなんだと思っていた。だから次の日はケロッとしていたり、特に気にしていなかった。

大学に入る前に初めてのバイトを始めたんだけど、そこでは時間との戦いだった。常にせかされ、時には台をバンバン叩きながら「まだ?」なんて言われることもあった。せかされると焦るから失敗して怒られた。入って数週間で「言いにくいんだけど、もう少しスピードあげてくれないかな」なんて言われちゃって。私の中では全力のスピードだったからどうしようもなかった。でも初めての経験だったし、自分のなにかが足りないんだと思ってもっとがんばった。そのうち出勤が本当に辛くなった。心の奥から不安がこみ上げてきて、出勤前ギリギリまで家でよくうずくまってうじうじしてた。1か月もしないうちに辞めることはできたけど、あのときの気持ちは人生の中でのなかなかの恐怖だったもしれない。

ちょうど最近見たもので、適応障害というものがあり、もしかしたら自分はこれだったのではと思い調べてみた。

適応障害は、ある特定の状況や出来事が、その人にとってとてもつらく耐えがたく感じられ、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。 たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。

あくまで自分で調べたネットからの知識ではあるけれど、あてはまるものが多かった。幸い私はすぐにその原因から離れることができたので、それ以降は特に何の問題もなく過ごしていた。今考えると、入って数週間でほぼ高校生のなんの経験もないアルバイトに責任感を強いるなんて、なんと過酷な職場だと思うが。スピードがものをいう職場は向かないということを勉強させてもらった。それも勇気を出して友達に相談してみたから客観的に考えられるようになったわけで、そのまま職場優先で考えていたら、きっと大学を辞めるほど根詰めて、自分が潰れてるまで頑張るんじゃないかと思う。当時はもう行かなくていいんだ、と手放せたことに感激していたけど、そのあたりからもういろいろと始まっていたなと今では思う。

それからも鬱っぽくなることはよくあって、どうしようもなく悲しくなって涙が止まらなくなったり、力が抜けて動けなくなったり、自分を傷つけてみたこともあった。後が面倒って数回でやめたが。

そんなダークサイドな半面を持ちつつ、似た者は引き寄せあうというけれど、私はとんでもない経験をしてしまった。

なんか重いから次に書くことにする。

なんとなくアウトプットもかねてと思って書き始めてみたら予想以上に全然分かってなくて改めて整理できるいい機会だ。自分にそれっ気があるものが、こんな時代だからより一層浮き彫りになっていく。鬱や適応障害、HPSっぽいことも。だから何だっていう話なんだけど、自分の行動や心理がなぜこうなるのかずっとわからなかったからそれを知って腑に落ちたところがある。別に病院で診断を受けたいとかそういった気持ちはなくて(いっそ最初から診断されていればもう少し余裕をもって生きられたかもしれないな)、純粋に頭を整理したかったのが一番かもしれない。当時はそれこそ医者しか知らない症状だって、今ならネットで検索できる。だからってそれに引きずられる気は毛頭ないけども。人に話すにはきっかけが必要だし、そんな行動力もない。今になって兄弟が発達障害っぽいなんて話を聞いて、少し自分も話してみようかなんて思っているが。

知れることが何よりの救いだなと私は思う。でもこのご時世それは一人で解決できてしまうということで。解決したように見せてどこか自分で抱え込んでしまうのかもしれない。人に話すことで救われることはたくさんある。なにもかも一人で抱え込む前にもっと、今だからこそアナログな形で解決しやすい世の中に(風潮に?)なっていくべきだなんて1日考えていた。


おわり



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