わかる瞬間

中学生のとき、吹奏楽部でした。
ホルンに配属され、初めての管楽器。

たまたまその1年目のコンクール自由曲が、ホルストの「木星」だった。
ホルンが主旋律を吹くことも重なったせいか、外部の講師が2人つき定期的に来てくださって、まあスパルタ指導でしたね。

特に一番できない私に集中的に指導が入った。
それでも、「コツ」がわからず、毎日練習して、停滞気味のまま何ヶ月も過ごしたんですよね。

そしたらある日突然、わかったんですよね。吹き方が、そして譜面までも。
「型」が理解できた
最後の年は、アルトサックスに変えられたんだけど、指だけ違うだけで、1週間後にはスタンドソロ吹いてましたね。「型」がわかったので、アルトに変わっても応用といった意味で対応できた。
たぶん、今でもどの楽器も吹けるんじゃないかって思うんですよね。

厳密に言ったら、プロに言わせたら全然違うと怒られるかもしれないけど、管楽器における「型」は同じじゃないかと思っている。

これは吹奏楽だけじゃなくて、勉強やスポーツでもそうですよね。基礎を徹底的にやった人、試行錯誤した人が経験できる体験ですよね。

この体験は、今でも自信につながっている。
今していることもそのわかる瞬間があると信じて、苦しいときを乗り越えましょう。

最初の木星のお話ですが、今でも一番スキな曲です。


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