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社会人の留学費用の話

社会人の留学を考えてる人は、いろんな考えの人がいると思います。

社会人として濃い経験を積みたい。
語学ができない自分をどうにかしたい。
海外で暮らしてみたい。
多様性を感じて視野を広げたい。

反対に、行けない理由もたくさんあって、

長期の休みが取れない。
会社を辞められない。
今のキャリアが捨てがたい。
帰国後就職できるか不安。
お金がない。

わかります。
全部私も悩みました。

でも一番の悩みはズバリお金でした。

いくらあれば留学できるか?

先に断っておきますと、これはあくまで私の場合の金額なので、もっと安く行けた!って方がたくさんいると思います。

なので、初心者が自力で調べた範囲だと大体こんな感じ…という感覚で見ていただけたらと思います!

私はとにかく費用を安く(予算200万程度)抑え、1年間以上は留学したいということを基準に考えました。

いろんな検討をして、いろんな工夫をしてみた結果、200万の内訳は以下の通りになりました。

・語学学校(60万程度・1年)
※家賃(3万×12か月 計36万)
※生活費(4.5万×12か月 計54万)
・海外旅行保険(16万・1年)
・航空券(往復10万)
・国内保険・税金(30万程度)

合計200万前後

※家賃、生活費に関してはあくまで「見込み」なので上下する可能性があります。

そのため、その他準備費用について詳しく書きます。

語学学校

私が選んだバレンシアは、マドリード、バルセロナに次ぐ第三の都市です。

ネットで調べてみるとマドリード、バルセロナに比べ家賃がはるかに安く、在西邦人の方からも物価が安いと意見が多かったです。

もちろん学校選びの基準は費用以外にもあると思います。(学生の年齢層、学校規模、立地、国籍比率など)

ただ費用の面を中心に考えると下記のポイントを抑えるのが大切かと思いました。

費用面での語学学校のポイント

①都市部には複数の語学学校があるので費用を比較する
②比較する際にVISAが認可される学校か確認する

③期間が短いほど安いとは限らないので、複数の期間で見積もりを取る。

私は留学場所を決めたのち、スペイン留学を斡旋するエージェントに語学学校の紹介を頼みました。

この際、最初はほとんどの確率で大手の語学学校を紹介されます。

大手の方が紹介しやすいのももちろんでしょうが、民間の個人経営の語学学校だと、VISAがおりない可能性があると言っていました。

私はどうしても1年間、予算の範囲内で行きたかったので、無理を言って探してもらい複数校の見積もりを取りました。

半年、9ヶ月、12ヶ月という感じで金額を比較してみると、割引率がわかりやすく、費用に上限がある方には良いと思います。

ちなみにその際、大手語学学校の9ヶ月間の値段より私が行くHispaniaという学校の1年間の学費の方が安かったです。(即決しました)


海外旅行保険

もしスペインで病気になってしまったら?
もし事故にあったら?

健康保険を払っていない外国人は全額支払いになってしまう…

と思うと、長期間海外に行く人には保険はかなり重要になります。

留学斡旋エージェントによると、海外旅行保険の相場は1年25万程度だそうです。

なるべく手厚い保障が安心!!というのは当然なんですが、国内で加入している保険とのバランスも大切だと思いました。

※ちなみに海外生活に慣れている方、語学が得意な方は現地の留学生向け保険に入られてる方もいます。その方が安いことが多いようです。私は保険などに疎く、スペイン語もまだまだなので日本の保険会社を探したので、より安く抑えたい方は国外の保険会社でも良いのかもしれません。

海外旅行保険選びのポイント

①VISA申請に必要な項目を入れる
②国内での医療・生命保険の加入内容を確認する
③海外で自分が一番困ることを想定する

スペイン大使館へ提出するVISA申請書には滞在中の障害・疾病による死亡・治療及び日本への一時帰国をカバーするという記載内容の保険に加入していることと記載されています。

つまり、最低でも「死亡」「治療」「一時帰国」の項目にある海外旅行保険に入る必要があります。

ちなみにクレジットカード付帯のものは不可と書いてあったので、今回はカード付帯は除きます。

続いて、今現在自分が国内で加入している保険についてです。

海外旅行保険はいるし、国内の保険はいらないのかな?辞める?減らす?といろいろ考えました。が、

私の加入している保険会社に確認したところ、「英文の証明書があれば、国内外問わず、保険が適用される」とのことでした。

つまり万が一の場合、必須加入の海外旅行保険と、既存の保険の両方が下りることになるのです。

なので、今の保険は変わらず保険料を支払いつつ海外旅行保険はVISA申請可能なギリギリの範囲で加入することにしました。

最後に、自分が困ることというザックリした項目です。

海外旅行保険には、手荷物がなくなった場合に出る保障や、本人の過失で器物損壊してしまった場合の保証があります。

私は荷物が少なく高額品も持っていく予定はないので、ものが無くなるのは大したダメージではない気がします。

どちらかというと、自分が壊してしまった(滞在先で火の不始末がありマンションが火事…とか)場合、金額的にもカバーできる保障が欲しいと思いました。

これらを踏まえると1年間で約15万6千円程度の保険でいくことができます。

もちろん手厚く入るに越したことないのですが、お金がない方にはこのような考え方もあることをお伝えしたいです。

航空券

次に、比較的大きな金額ウェイトを占める航空券ですが、条件がいくつかあります。

・英文の渡航予約証明書が出ること
・入国予定日が授業開始日と概ね重なること

留学斡旋エージェントには、往復チケット(行きは日付指定、帰りはオープン)で成田-バレンシア17万程度を提示されました。

正直ふつうに安い…と思いましたが、もうすこし抑えられると思いいろいろ調べた結果、

成田-バルセロナ 4万3千円(片道)

の航空券を個人で手配しました。

バレンシアはバルセロナやマドリードに比べ便数が少ないので比較的高いと思ったからです。

バルセロナからバレンシアは鉄道で25€程度3〜4hで行けるので、安さ重視の行程にしました。

また、VISA申請に帰国便に関する言及はないため、留学後旅行して帰りたい!と思っていたこともあり、片道航空券を取りました。

復路も同じくらいの値段だとすると計10万程度になる計算です。

国内保険・税金

国内での保険については先ほど海外保険で触れた通り、現行のまま維持することにしているので月1万×12ヶ月=12万かかります。

(海外旅行保険約16万と足すと28万近くなってしまい割高ですが、こちらは満期65歳の一生涯の保障なので抜けないでいようと思います。)

税金については、ネットでも散見されますが海外転出届を役所に提出すると諸税金を引かれずに済みます。

ただし、住民税は前年一年間に対し課税されるので、社会人として収入があった人は転出届有無に関わらず徴税の対象となります。

そのため、住民税1万5千円×12ヶ月=18万を出費として計算しています。

※出国時期によっては住民税を払わなくて済む、減額される可能性もあります。私の場合条件に外れていましたので、全額の予定で計算しました。

出国前の準備費用合計

以上のような過程を経て私はこの内訳に落ち着きました。

・語学学校(60万程度・1年)
・海外旅行保険(16万・1年)
・航空券(往復10万)
・国内保険・税金(30万程度)
準備費用計 116万円

時期などを考慮すれば税金などもう少し安く抑えられたと思います。

200万(予算)-116万(準備費用)の残り84万円が12ヶ月の滞在費・生活費という計算です。

私もたくさんの方のブログやSNSを参考にさせていただきましたので、今後留学する方の参考になればと思います!

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