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【マイクロマネジメント】組織を崩壊させるマネジメント

保育コンサルタントの杉江です。
さて今回は、

【マイクロマネジメント】組織を崩壊させるマネジメント

というテーマになります。

今回の結論ですが、このマイクロマネジメントを行うと部下のモチベーションが下がり、組織が崩壊していくということになります。

さてこのマイクロマネジメントという言葉、お聞きになったことがある方も多いかと思いますが、簡単に説明をさせて頂きます。

マイクロマネジメントとは、上司が部下の行動を逐一チェックし、きめ細かく指示する管理スタイルのことで、間違ったマネジメント、コミュニケーション方法です。

【Google人事トップによるマイクロマネジメントについてのコメント】
人はマイクロマネジメントをすることによって、仕事に対する不安を和らげようとしている。
マイクロマネジメントをすることで、上司は部下を管理できているという錯覚に陥りやすい。
上司がマイクロマネジメントを行う理由は、できる”と言っている部下の言葉を信じていないからだ。

識学総研より引用
https://souken.shikigaku.jp/12557/

私の解釈ですと、
「部署や部門を任せている長を飛び越えて、経営者など社内で強力な権力を持った人間が、細かい業務にも指示を出しマネジメントしようとする行為」です。

はっきりと言える事は、
このマイクロマネジメントは権力を持つ経営者や管理職の満足のために行なっている行為であり、部下や会社全体の事を考えて行っている事ではないという事です。
そして場合によっては、ハラスメントにも該当する行為であるという事も言えるかと思います。

更にこの問題の根深い所は、行なっているご本人は全く気付いていない事が多いと言う事。

むしろ会社のため、部下本人のためになっていると思い込んでいる経営者や管理職の方が大半ではないでしょうか?

しかし、やられた方はたまったものではありません。

直属の上司である部門長を飛び越えて細かな指示やダメ出しなどを何度も受けると、最終的にはどうなるか?

「そんなに細かく言うなら、あなたが全部やればいいじゃないか」
「自らアイデアを出しても常に否定だけされて、やる気を失う。これからは自分からアイデアも出さずに適当にやりすごそう。」
「こんなところにいても成長もないし、ただ辛いだけ。転職活動を始めよう。」


段々とこのような思考になってくるかと考えます。


さて突然ですが、ここで私の過去の実体験を少しお話しします。
ある保育系企業にてマネージャーとして勤務していた時の話です。

とあるプロジェクトを経営者から任命され、上司である部門長と共に、苦労しながらも何とか年間計画と月間計画を年度初めに立てました。
そしてその計画について経営者の承認を経て、無事にプロジェクトが開始。
順調に数ヶ月の間プロジェクトを実行をしていたある日、経営者から部門長を飛び越えて指示がありました。

「計画の内容を変更しろ」

突然の指示に驚きましたが、指示通りに変更して1ヶ月ほど実行していたある時に、また経営者から部門長を飛び越えての指示が入りました。

「計画は廃止だ。」

と突然のプロジェクト廃止の命令が。
驚いた私と上司でしたが、更に経営者が畳み掛けてきます。

「プロジェクト内容を変更して、今後は私一人でプロジェクトを実行していく。もうこれからは君たちは何もやらなくて良い。」

と、私たちが計画したプロジェクトそのものが廃止され、更に新たな内容で自身が行うとの決定がなされました。  

あまりにも一方的な決定に、私の気持ちがどうなったかは割愛しますが、私自身もマイクロマネジメントを実際に体験することができたとこは、人生において貴重な経験だったのかもしれません。

更にこの話のオチとしては、この経営者は外部でマネジメント研修の講師として教壇に立っていると言う、まるで芸人さんのコントの様な笑えないオチまで付いてしまっています。

皆さんは、マイクロマネジメントに対してどの様にお考えですか?

ここまでお読み頂きありがとうございました!

👆保育流チーム作りのポイント
・部門を超えての指示・指導は控えること!
・全ての業務は一人でできません。一度任せたら任せ切る胆力を!



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