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20240811 Bukhara 本気のスザニ、伝統楽器のおじさん

晴れ 36℃
朝ごはんのために中庭に行ったらなんと宿に日本人3組もいることがわかる。この町に来てから日本人遭遇率がとても高くなった。お盆休みなのもあるし。
朝食後毎度ながらYandexを呼んで、Sitorai Mohi Xosaに行ってみる。ここは昔のこの地域の偉い人の夏の離宮らしい。
10分くらいで到着。時折団体のツアーが来ては去っていく。近代に建てられたものなので中央アジア風と西洋風が混ざった様子。迎賓館みたいなところは正直かなりごってりで個人的な趣味とは合わない趣き。中の展示もお金があるんだぞぉぉぉという感じで流し見。
うーんと思いつつ次の建物へ。

玄関からしてこんな感じ

ここは伝統衣装の展示で面白かった。着物的な打ち合わせにベルトを巻くスタイル。金糸の刺繍がとても豪華。

シルクの上着

盛り上がったデザインの部分もあり、何が下に入っているのか気になったけど、少し解れかけのところを見るにどうやら紙のようなものが芯として入っているようだ。靴も先が尖って上に上がっているスタイル。きっと何かの理由があってこういう形なんだと思う。
女性の衣装もベースは馬に乗れるような形になっているようだ。トルコのものほど上下には分かれておらず、パンツスタイルは見えなかった。
3つ目の建物は伝統刺繍スザニの展示。
正直お土産物屋さんでたくさんスザニがあるけど、そんなに難しそうには見えなくて、しばらく練習したら自分でもできるのでは?という感じで良さがいまいちわからなかったのだが、昔の銘品を見るとものすごく緻密で色味やデザインも凝っていてすばらしいの一言。

全部刺繍…

地域によって技法や図案にももちろん種類が色々あるようで遠くからみると刺繍だとは思えないような作品ばかり。そして近くで見てもその細かさに美しさが現れている感じ。とても豊かな世界だった。

ぶらぶら見て回って、またYandexを呼んで旧市街エリアに戻る。
なんとなくToqi Zargaronの刺繍屋さんに捕まって説明を聞いていると昨日レストランで見かけた気がした日本人がいたので、声をかけたらぜんぜん違う人だった…でも話したら面白かったので一緒にお昼を食べようとお誘いする。
超ローカルな路上に窯をおいているサモサ屋さんで食べながらおしゃべり。

さもさ

地元の話とか水タバコの説明を聞いたりする。ぜんぜん知らないカルチャーの話でとても面白かった。
長く居座っていたので地元の人と相席になって、ご夫婦?と聞かれたけど今さっき会ったばっかりと言うともの分かりやすくドン引き。パートナーでもない男女が一緒にご飯を食べるのはよろしくないという文化なのだなぁというのがわかって面白い。
暑くて疲れたので宿に帰るつもりだったので、バザールまで戻ってそこでお別れした。

しかし真横にいた楽器屋さんのおじさんにちょっとのつもりで話しかけて、ウズベク音楽の話などしたらものすごく盛り上がってしまった。

楽器屋のおやじさん

自分は趣味で三線をやっているのだけど、楽器のルーツとしてはペルシャ→シルクロード→中国→沖縄→日本という話をして、古典民謡を聞いてもらったり、少し自分も歌ったり、おじさんがいろんな楽器を弾いてくれたりととても楽しかった。
ウズベク音楽のマカム(音階みたいなもの)があって、それもまた地域毎に違うらしくこのあたりはブハラのマカムの音楽になるそう。魚の皮を張った楽器とかもあって面白かった。
おじさんは音楽大も出てるらしい。楽器を買うのは難しいのでおじさんのCDを購入。握手をして別れる。

宿に戻ってだらだらしていたら気づいたら寝ていたらしく18時半過ぎていたので夕食のためにまた外出。
今日はここに来て始めてラグメンを食べる。目玉焼きが乗っていて思ったよりしつこくなく美味しかった。

焼きうどん的なラグメン

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