NFTでアート活動をブーストした話
2023年からNFTアートをスタートしました。
NFTなどのトークンカルチャーは外から見るとわかりにくいものがあると思いますので、アーティスト目線でカルチャーやトークンエコノミーについて言語化してみたいと思います。
プロフィールやアートコンセプトはこちらから
まずは、オリジナルコレクションの紹介から。
猫森うむ子のデジタルコレクション
【メインコレクション】Umuco`s ART
2023年の春にNFTコレクション「Umuco`s ART」をスタート。季節行事のように定期的にリリースをつづけています。
コレクション内に複数のジャンルを設けており、各テーマごとに作品が増えていきます。
基本的にローンチはフリーミント(これまで応援してくれた方へのプレゼント)で発行。
その後、プライベートセール(審査&抽選)マーケットでの2次販売と、段階を経て販売しています。現在はどなたでもMAGIC EDENにてご購入いただけます。
2024年5月現在で作品数は9点。発行数は1作品につき240〜1000枚。トータルオーナー数は2700名ほどです。
価格は現在のレートで約24000~60000円付近を維持しています。
【SBTコレクション】Umuco Collection
こちらは年に1度お正月にリリースしているSBTコレクション。SBTとは売買不可のデジタルアイテムです。
売ることを前提にしていないアート作品なので「ずっと保有したい!」という方にお迎えいただいています。
それぞれ1か月の期間限定販売のため、その時にしか買えない「時間の共有」というコンセプトも含んでいます。
同じタイミングで同じものに価値や美意識を感じた人がアートを保有している。そんな「あの時を思い出す」ような効果があります。
鎮魂、祈りなど、その時々に必要なテーマをアートにしており、自己対話的なコンセプトが特徴の作品です。
2023年にリリースした初期作品「猫曼荼羅」は4000名を超える方にお迎えいただきました。
NFTよりすこし低価格での販売。ご購入審査&抽選はなくどなたでもご購入いただけるコレクション。(次回販売をお楽しみに)
【コラボレーション】TOL×UMCコラボ
2023年に、投資OL社長ちゃんさんとコラボレーション企画で発行した3点のSBTアート(期間限定販売)
「その先には明るい未来が待っている」というテーマで3つの作品をリリース。700名を超える方々にお迎えいただきました。
投資OL社長ちゃんさんのTOL Passコミュニティの方々にもたくさんお迎えいただき、投資家の方などあらたなアートコレクターが増えました。
そしてこちらは、リードデザイナーを担当している(アート提供&アートディレクション、ブランディングなど)コレクション。
Live Like A Cat(LLAC)
2022年12月、22222体のNFTローンチ(リードデザイナーとして作品を提供)
原画の素体数(猫の数)1000体以上を半年ほどかけて描き上げた力作ジェネラティブコレクション。
ホルダー数3500名以上、コミュニティ規模13000名以上。
ライフスタイルブランドとして、プロダクト開発、イベント(アート展や渋谷PARCOでのPOPUP)、コワーキングスペース建設など幅広い展開を行うプロジェクト。
現在もマーケットから直接購入することができます。(購入特典多数)
オリジナルコレクション3つ、リードデザイナーとして関わっているコレクションが1つ、計4つのコレクションでアートを展開しています。
今現在すぐにお迎えいただけるのは、メインコレクションの「Umuco`s ART」と「LLAC」です。
ぜひチェックしてみてください!
リアルでの活動
デジタルアートのリリースだけでなく、NFTと連動したフィジカルアートやイベントも開催。
2023年
2月 足利市立美術館で「猫曼荼羅」展示
5月 渋谷PARCOにてLLAC POPUP開催
2024年
2月 渋谷PARCOにてLLAC POPUP開催
(総合プロデュース)
活動を振り返る
制作・準備期間を含め約2年間NFTを通した制作活動を行ってきました。
活動を振り返り、ひとことで感想を言うと
「たった2年とは思えないスケール」
LLACという大きなコミュニティ母体と連動して活動していたので、たくさん支えいただていました。個人ではなかなかできないことも経験させていただき、素晴らしいコミュニティに関われたことに感謝でいっぱいです。
個人のアートリリースも自分の創造を超えるペースで成長できた気がします。
3年ほど籠って画力アップ修行をしていたころに想像していた「10年後の自分」がたった1年ほどで叶えられただけでなく、2年目には想像していなかったあらたな流れが来ています。
純粋にNFTを足掛かりにアート活動をスタートしてよかったと感じています。
NFTに固執するのではなくアート活動を発展させる基盤としてあたらしい技術分野を選んだこと、トレンドをうまく活用できたことがよかったなと。
アートで生きていくためのブースト
現代の日本で「アートで生きていく」ことはかなり難易度が高いため、作品力だけでなく、市場選び、トレンド、ブランド設計、コミュニティなど多角的な要素を考慮した活動設計が不可欠です。
その点、タイミングがピッタリだったのかなと感じています。
国内NFTシーン自体の異常な熱狂は落ち着きましたが、アーティストとしてのブランドを丁寧に育てている方であれば、NFTアートは「強みのひとつ」として効果を発揮するのではないかと思います。
国内NFT内部の市場規模は小さいのでそこで生計を立てるという発想ではなく、あくまで外部に向けての独自性(ポジショニングのため)や、デジタルアートの価値の可視化、既存ブランドのアクセント的に取り入れることをおすすめします。
わたしはアーティスト歴よりも、デジタル系のマーケティングやブランディング歴の方が長いので(独学&実践タイプですが)「アートで生きていく」と決めたときから、ただ創作活動をするのではなく「創作を継続するための経済基盤」を考えて活動設計を進めてきました。
長期視点で設計しつつ、乗れるトレンドと乗れないトレンドを見分け、リサーチを欠かさずポジションを探りつづけています。
今もなおそのあたりは継続しているので、経過など今後の記事にアップしたいと思います。
すこしでもご興味がある方はフォローしていただけたら嬉しいです。
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