見出し画像

【睡眠の季節変動:夏】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、睡眠不足による認知症の発症リスクについてお伝えしました。今回は、これから暑くなる季節における睡眠の変動についてお伝えします!

外気温の上昇と睡眠

梅雨に入って湿度が上がり、それに伴う温度上昇で寝苦しくなってきましたね。さらにこれから夏になると外気温自体も上昇してさらに寝苦しくなってきます。睡眠効率と外気温の関連を検討した先行研究は多くあり、外気温の上昇が睡眠効率を下げることが報告されています。睡眠効率とは、寝床にいた時間に対して実際に眠っていた時間の割合を指します。春・秋・冬のどの季節と比べても、夏の睡眠効率は有意に低くなることが明らかとなっています。また夏の睡眠の質は他の季節と比較して,7%程度低下することを示唆した報告もあります。

夏に睡眠効率が低下する要因としては、「暑さ・蒸し暑さ」の他に「日中の身体的活動量が高かった日」に睡眠効率が低下しやすいとのこと。「暑さ・蒸し暑さ」については、夜間に寝室の温度変化がないようにクーラーを一定温度に設定したり、湿度が高い場合はまず除湿をすることをお勧めします。湿度によって暑く感じてしまうことがあり、温度が変わらなくても湿度が下がることで涼しく感じることもありますよ!

温度のコントロールが質を高める

睡眠効率の低下する夏季に睡眠の質を高めるために、身体の温度をコントロールすることが重要です。身体が暑いと感じると汗をかいて体温を下げようとします。これは自律神経の働きによるものです。これは夏の朝、朝起きた時にだるいと感じる要因の一つになり得ます。

深部体温リズムでは、深夜に向けて徐々に深部体温が下がっていくのが理想的です。しかし、室温が高くて深部体温が下げられないと、身体は日中と同じ活動モードになりやすく、老廃物の排泄などの睡眠の役割が果たせなくなってしまいます。しかし、だからといって半袖短パンでクーラーをかけて布団もかけずに寝るのも良くありません。身体が冷えすぎると今度は体温を上げようとして交感神経が働き、熱放散を抑えてしまいます。温度のコントロールができると夏季の睡眠の質を高めることができますよ!

日々の眠りをサポートする
”リカバリーウェア“の取り扱い始めました!!

▼販売サイトはこちら▼
https://kencoco.com/shops/umito

▼睡眠について個別の相談はこちらから▼
睡眠習慣コンサル&良眠ピラティスワーク

登録で無料特典(睡眠プチ講座動画・睡眠習慣チェック)

自律神経にまつわる情報満載のオープンチャット
"自律神経の知識箱"はこちらから!
https://x.gd/PiE0p