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現代日本史の問題点

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時系列記述による歴史記述「はじまり」からスタートする。そして、原因→因果を繰り返し現代にいたる。しかし、そも.そも歴史に「はじまり」なんてない。それでも強引に「はじまり」を設ける…
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#日本史

ストラング「訴求的記述」で日本史の「史料主義」を一刀両断!

 前回は、日本史の公地公民制、班田収授を素材に「時系列記述」の問題点の一つ、存在しないはずの「はじまり」を定めることで生じる問題点について考察した。今回は、現在の日本史界隈においてみられる「史料主義」にストラングの視点から焦点をあてたい。
 「史料主義」とは、日本史研究者たちが外部からの考察に対して「史料が存在しない」という一点で排除しようとする姿勢を指して使われる言葉である。例えば、ある日本史研

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ストラング「遡及的記述」その2 公地公民制ってホントにあった?

 heldioでストラングの「遡及的記述」を聴いてすぐに浮かんだのが日本史。中でも古代の土地制度が頭に浮かんだ。班田収授の法とか荘園とか、あの地味で面白くないやつだ。日本史は基本的には好きだったがこの土地制度だけは別だ。

(1)娘の大学受験で日本史に再会
 数年前、娘の大学受験に伴走、何十年かぶりに日本史との再会を果たした。娘は日本史が好きではなかった。とりわけ、土地制度が苦手。苦労しているその

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ストラング「訴求的記述」その1 歴史に始まりはない

【コンテンツの要約】
 現在の歴史学における記述の主流は、太古からはじまり、現代史をゴールとする記述方法であるが、本書のいう「遡及的記述」はこの逆で現代をスタートとして過去に遡る。(ゴールはない。)これは学習者の身近で関心の高い現代を先にもってくることで高い学習効果が期待できる。chap②0535しかし、デメリットもある。まず、それを具体化するのが難しい。肝心の本書においても、純粋に遡っているわけ

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