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Umio Foodie

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食べ物、料理、レシピについて考えたこと。
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2020年6月の記事一覧

料理の「こつ」について

私がひそかに視聴している料理番組の一つに、「きょうの料理ビギナーズ」があります。 名前の通り、料理の初心者向けの番組で、毎日料理をしている人からすれば「そんなの常識」と思われるも、ていねいに解説されているので学びになります。 焼きギョーザの回を見ていて「いい!」と思ったのが、餃子の肉ダネの混ぜ方のコツ。 肉に他の具材やスパイスを練り混ぜるのですが、順番が大切とのこつ。最初にしょうがや紹興酒など肉の臭みを消すもの、その後に醤油など味をつけるもの、最後ににんにくの芽など他の

モンゴルの餃子(ボーズ、ホーショール)を食べて羊のおいしさを堪能、遊牧民の食生活を体感しました

本場のモンゴル餃子を食べてきました。数年前に東京・幡ヶ谷のモンゴル料理店で出会って以来、モンゴルで本場のボーズを食べたいと思い続けてきたのです。いま、夢が叶いました。 モンゴルの餃子はすべて羊肉餃子。羊好きの私にはたまりません。今回は蒸し餃子のボーズ、揚げ餃子のホーショールを味わいました。 蒸し餃子 ボーズモンゴルの酒とウランバートルのレストランでいただいたのが蒸し餃子のボーズ(Бууз、ᠪᠤᠤᠵᠠ、buuz)。 モンゴルの餃子系料理には、ホーズの餃子型、小籠包型、四角

瓢たんの焼き餃子

この記事は2017年12月21日に Umio's Food Blog に投稿されたものです。この記事を書いたあと、神戸に用事があるときは必ずと行ってよいほど元町店に立ち寄りました。瓢たんに行くだけのために神戸に赴いたこともありました。残念ながら2020年6月、63年にわたる歴史の幕を閉じましが、この餃子の味とお店の空気感がくれた元気と思い出は、いつまでも私の心にとどまることでしょう。 初「瓢たん」。 カリッともちっとな皮に、あっさりした乾いた(ノン・ジューシー)な餡。もち

京都の餃子銘店「龍園」に行ってきました。

(この記事は2015年11月7日に Umio's Food Blog に投稿されたものです) 今まで2度も振られた、餃子専門店「龍園」、やっと来ました! 注文が来てからから皮を作るのは本当だった!L字型のカウンターの中はさながら餃子工場。 おばあちゃんがクラシックな器具で皮を作り、とんとんとん、とリズミカルに皮を抜く。何度見てもしくみがわからないほどの早業。 そして多分娘さん?と二人で具を包む。焼くのは娘さんの役目。 かっこいいおじいさんが厨房にたつ写真が飾られてい