トゲを触っちゃダメな理由が分かる、「海の危険生物 砂浜&磯場編」ムービー完成
お待たせしました!浜辺や海辺へ行く前に見て欲しい、「海の危険生物」についてをぎゅぎゅっとまとめたムービーが完成しました。全3作です。
第1弾は「砂浜・磯場」編。紹介記事の執筆担当は、事務局磯野です。
私、名前の通り、生まれも育ちも海の近くの漁村。小学生時代の夏休みには毎日素潜りをしていたくらい、磯場には慣れ親しんでおります。が、動画を見てオドロキの連続。
見たことの無い生物が浜に打ち上げられていればつついていたし、ビーチサンダルで海へ行ってたし……。これって、意外と危ない行為だったんですね。
そんな、「もう海のことは知ってるよ〜」という方にもみていただきたい動画になっています!
解説は水族館勤務25年、海の危険生物のスペシャリストである大鹿達弥さん。
(さすが、貫録があります!)
本記事では、動画を見る前に少しだけ中身をご紹介します。動画のURLは最後に記載するので、ぜひ最後までお読みくださいね。
待ち切れない方はコチラから動画をどうぞ!
砂浜、磯場へ行くときのポイント
海の生物を観察に行くとき、気をつけて欲しいのが服装。
いくつかポイントがあるようで…
・日焼けをしないよう、肌の露出を控える
・熱中症対策として帽子をかぶる
・手を守るための軍手、靴はマリンシューズ
・ライフジャケット着用で安全性アップ
とのこと。
くわえて、磯場は海藻やコケですべりやすいため、足をふみしめながら次の足場をたしかめて歩くのが最優先だそう。くれぐれも岩場から岩場へ飛び移るなどは止めてください!転ぶと、本当〜に痛いですからね……。
ビーチサンダルはくるぶしなどが無防備になるため、できるかぎりマリンシューズなどが良いそうですよ。
私の地元には岩場の海水浴場があったのですが、くるぶしまで隠れる靴下を履いて、海で泳いでいたのを思い出しました。石の上を歩くとき、サンダルだと脱げやすいんですよね。。みなさん、気をつけてください!
危険生物、続々登場!
海での移動方法を学んだら、お次はいよいよ危険生物たちがお目見え。
★危険生物その1「フジツボ」
岩場にびっしりくっついているのを見かける、アレです。転んで手やひじをぶつけたら、かなり痛いので注意!
★危険生物その2「ムラサキウニ」
トゲが鋭いので、踏むとかなり危険。見えない場所にいることもあるので、海ではできるだけ、マリンシューズのような、底がしっかりしたものを履くようにしましょう。
★危険生物その3「ガンガゼ」
かなり危険だという、ウニの仲間。鋭利なトゲには返しがついていて、刺さると抜けにくいそうです……。考えただけでも痛いですね。。磯場の見えにくい場所に潜んでいるので、要注意です!
<大鹿さんの思い出>
水族館での水槽の清掃中、残っていたガンガゼのトゲが刺さり、生爪をニッパーで切って処置をしました。。本当に痛かった……。
聞くだけでも痛いですね。皆さん、気をつけてください。。
砂浜でも発見!海の生物
舞台は砂浜へ移動し、早速大鹿さんがクラゲを発見。
ぷるぷるの見た目は、つい触りたくなってしまいますが、気のゆるみはNG!漂着している生物はいずれにしても、むやみに触ってはいけません。死んでいるようにみえるクラゲにも、まだまだ毒があり、刺される可能性があるのです。
もし刺されたら、直接手で触れることは避け、割りばしなどで取り除きましょう。海の生き物なので、海水で洗うのがベター。軍手などをして、海水で洗い流して応急処置を!
最後に、海辺のゴミの見分け方についてポイントで紹介。流木や海藻は浜辺に生息する小エビや虫のエサになるので、人工物のみを拾うようにしましょうね。
動画はココから
動画では記事で紹介した以外にも、海の生物が登場しています。
毒を持っていたり、トゲがあったり、最近はテレビや書籍でもよく取り上げられている「危険生物」。ですが、彼らだって単に毒を持っているのではありません。エサを取るためや身を守るために備わった、必要な能力です。
その面も理解し、海の生物の生活を邪魔せず、自分たちも楽しく海を満喫できるよう、危険なポイントをしっかり押さえておきましょう!
見終わったころには、あなたも危険生物博士!大鹿さんと近藤リポーターの掛け合いがクセになって、あっという間に見終わるので、ぜひご家族やお子さんと一緒にごらんくださいね。