記事一覧
本当の親子のような義母と私
エキセントリックな母親に育てられた私にとって、義母との出会いはまるで神様からのプレゼントみたいだった。大袈裟みたいに聞こえるかもしれないけれど、これが本心。
義母は私の実母と同じ名前なのだけど、性格は全く正反対。
義母の口癖は、
「気にしてもしょうがないことは気にしたってしょうがないじゃない!」
だ。
起きたこと、過ぎたことは一切クヨクヨせず今この瞬間を楽しく過ごすことに長けている。
母の日に花束を贈ったらめちゃくちゃ怒られた話
エキセントリックな母から生まれ、母との強烈な思い出は枚挙にいとまがない。その中でも30年以上たった今も時々思い出されるのは、私が小学校5年生の母の日のことだ。
母という人間を象徴する最も興味深くそして残念な思い出。
小学校5年生の5月。母の日。
当時両親は地元駅の高架下で商売をしており、その年私は両親のお店の従業員さんたちからたくさんのお年玉もらっていた。
母の日に、私は母のために2000円く
こんなお母さんだったらよかった
実家の玄関のドアを開けるとき。私のテンションが最も低くなる瞬間だ。
ドアを開けるとなんとも言えない実家の匂いがしてくる。この匂いがもうだめ。萎える。
臭いとかではない。神経質な母親が一人で住む実家は殺風景なほど片付いていて生ゴミが溜まっているなんてことは皆無。それでも嫌な匂いがする。多分、お母さんのにおい。
私が来ると母親はものすごく喜ぶ。喜ばれるほど私は萎える。多分私は能面のような顔をしてい