10年後に 理想の居場所を。
早めに訪れてしまった夏休みが 終わる。
新しい職場で働くことになった。
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自分を律するのではなく 泳がせた1ヶ月半。
生活リズムは無茶苦茶だし
お酒の量も増えたし
自分の言動に わーーーーとなることもあるけれど
わたしは 元気だ。とても。
そのことに ちょっと感動する。
ここ数年のわたしを支えていた
喫茶店の仕事による日々のルーティン。
ぽーんと放り出された自分が どうなるのか
不安になるくらいに 自分の一部だと思っていた。
お店の立地、空間、珈琲は理想に近く
毎日の仕事は とても 好きだった。
だけど 人から与えられている その職場には
決定的な不満や不安もあって。
どうにか 飲み込めていると思っていたけれど
消化できていなかった それは 溜まり続け
いつかは 溢れる。
きっと離れることになる未来は分かっていた。
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自分の求めているものを 問い直して 探す。
ぴったりと合う運命の出逢いなんて
そうあるものではないことは分かりつつ
気になったところには 実際に足を運ぶ。
お客さんとして過ごしながら
そこに毎日通い働く自分の日常を想像する。
想像できたならば アプローチする。
探し疲れて
わからなくなって
わたしは じわじわと それを 受け入れる。
自分の お気に入りの空間で
自分の理想通りに働くには
自分で作るしかない。
あぁ やっぱり そうなのか。
こりゃ 大変だ。
✴︎
区役所帰りのご褒美には
ふたりのおばあちゃんが営んでいる
昔ながらの喫茶店を訪れる。
モーニングでもランチでもない隙間の時間。
他の お客さんがいなかったので
年齢や 子どもの有無や 住んでいるところまで
ずばり聞いてくる 世間話が止まらない。
なぜだか 嫌な気分にはならないんだよな。
たまには いいよね。
「まだ半分の年なんだからー」
そうか。
80歳過ぎても(88歳!?)
こうやって 喫茶店で働いているんだ。
いいな。
尊敬する先輩だ。
理想の居場所を得るのが10年後だったとしても
そこからの人生は まだまだ長い。
きっと。
本当に欲しいものを 手に入れたい。
そのために しばらく 離れるよ。
目標が定まった今
他人に それを求めるのではなく
実現のために 何をしようかと考える。
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新しい職場は
カフェという業態ではあるけれど
わたしの求める姿形はしていない。
下見の叶わない職場だったので
どきどきしたけれど
面接での会話を楽しいと感じたし
目の前の人は仕事を楽しんでいる人だと思った。
新しいスタートに ワクワクしている。
新しい暮らしのリズムを作ろう。
わたしが ご機嫌で 日々を過ごせますように。
一緒に働く人たちも ご機嫌に働けますように。
訪れる人たちも いい時間を過ごせますように。
どうぞ よろしくお願い致します。
サポートしていただけたら とっても とっても 嬉しいです。 まだ 初めたばかりですが いろいろな可能性に挑戦してゆきたいです。