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五年ぶりの新作『TOKYOHEAD NONFIX』が発売されました

おまたせしました。ついに『TOKYOHEAD NONFIX』が完成しました。 

僕の小説としては5年ぶりの新刊になります。

高田馬場ゲーセンミカドのクラウドファンディングプロジェクトとして始動した本作ですが、完成まで実に丸1年かかりました。

『TOKYOHEAD』作者の大塚ギチは、ぼくの先輩にあたるライターで、生前はさまざまな愛憎がありました。
残された仕事を引き継ぐことに関しても迷いがありましたが、これは自分にしかできない。やるべき仕事だと思い、引き受けました。結果的に、再取材と執筆に予想以上の時間がかかってしまいましたが、義理は果たせたと思います。

製作の経緯、なぜ著者名が海猫沢ではなくナカガワなのか、などは、本書にすべて書かれていますのでお読みください。

まえがきを無料公開しています。


以下、読了した人々のコメントです。


「危うくて、退廃的で、最高に熱かったゲーセンのむせかえる匂いを思い出した。モラトリアムな時代に、スティックとボタンだけで、もがくように“闘う”若者たち姿に目頭が熱くなった。(ミュージシャン・ロベス)

あの頃の薄暗いゲーセンには何か特別なことが起こりそうな予感がいつも漂っていて、どんなふうに生きていけばいいかわからないまま、両替機で崩した小銭をぐっと握りしめていた。その当時の空気がリアルに伝わってきた。(文筆家・pha)

「こんなげーむにまじになっちゃってどうするの」という名言を体現した男たちによる挽歌。あるいは追憶。熱い気持ちになりながら一気に読みました。(小説家・佐藤友哉)

友がいてライバルがいてバトルフィールドがあった、豊かで濃密な戦いの記録。時間の中に飲まれつつあるその記憶は今、語り継がれて伝説となった。(小説家・滝本竜彦)


▼『TOKYOHEAD NONFIX』とは?

・90年代に大塚ギチによって書かれた幻のゲーム文学『TOKYOHEAD』その精神的続編。
・高田の馬場ゲーセン「ミカド」のクラウドファウンディングにより実現した企画。
・作者、大塚ギチが急逝。のこされたインタビューをもとに、大塚と懇意だった小説家の海猫沢が描き下ろし。VFプレイヤーSHUが監修。


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▼発売記念配信はこちらで見られます。



▼海猫沢がゲスト出演し、トウキョウヘッドについて語っています。







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