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2024/06/23人は話しかけると人間になるということ

マンガ大賞のうちあげに参加してきた。

コロナや諸々でながらく参加できていなかったのだけれど、やっと参加できた。

会場は大盛況で、受賞作の『君と宇宙を歩くために』に出てくる料理、焼き鳥や静岡おでん、富士宮やきそばなどが……有志の方々の熱量がすごい。

このマンガ大賞には第一回のときから選考員として関わっていて、気づけばもう2008年から数えて16年目?

いつも「これが売れて欲しい……知られてないけどこの作者が埋もれるのは惜しいんだ……」と思いつつマニアックなものばかり第一次でプッシュしてしまうせいで、ほんとうに第一次でぜんぶ落ちる。

でも結果的にだいたい「この作品すごいなあ」と思ういい作品がちゃんと受賞するんだよな。
今回の『君と宇宙を歩くために』も、普遍的なんだけど現代的で、もうキャラクターたちの親の年齢になっちゃってる立場からみても、やっぱりそのドラマに心を動かされる。そういう作品だった。

会場にいたアフタヌーンの編集長や、吉田尚記さんとも初対面でご挨拶。

早めに帰る。

phaさんちに本の在庫を補充しにいくが思ったより少なかったので、現地でいいかという結論に。同人誌のほうを補充して本を借りて帰る。


家でうどんをつくってたべる。
この季節のうどんはつめたいのがいい。麺を茹でて、たまご、だし、かつおぶし、てんかす、七味、ごま、ねぎをトッピングしていただく。

借りた本をよむ

しっている本屋さんがたくさんでてきて、その舞台裏や店主の声が聞けてこんどから見る目が変わりそう。

なにもしらないでいると、お店のことを自動的に流して見てしまうけれど、人間になる瞬間をみせるのはだいじだ。

この「人間になる瞬間」というのは個人的にすごくおもしろいと思っていて、ぼくはお店でよくひとにはなしかける。

とくに、マクドナルドやコンビニなどのオートで対応してくるおみせのひとに「なんかあついっすね」とかいうと、急にはっとした顔で「そ、そうですね」とか魂が入ったみたいになるときがある。

こういうとき、ひとはみんな思い出したように人間になる。

それまではきっとマニュアルマシンみたいになってるんだろうけれど、ふつうのプライベートが領域展開されてのみこまれるととつぜん目覚めちゃうんだよな。なんかそういう表情がみたくて、おもしろいから、いつもはなしかけてしまうのだよな。


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