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2018年05月15日 高野寛さん LIVE2018 セットリスト

暫くの間、他所に上げていたセットリストの掘り起こしを続けます。感想は当時のものですが、ここでは極力その時の文章のままで。

これは2018年5月に開催された高野寛さんのライブのメモ。2017年秋から2018年3月にかけて行われたアルバム”Everything is Good”発売記念ツアー(Solo Set)を受け、大阪、名古屋(いずれも同年3月)に続いて行われたバンドセットでのツアーファイナルですが、この間、セルフカバーアルバム ”A-UN"も発売されたため、この2枚を中心にしたセットリストとなりました。

なお、同年10月から始まる30周年記念ツアー(season 1)の5カ月前に組まれたこのライブでは、後に「City Folklore」のリード曲となる「魔法のメロディ」が初めて披露されたほか、清志郎さんとのデュエットが印象的だった「泡の魔術」も久しぶりに演奏され、会場からどよめきが起こったことも付け加えておこうかな。

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2018-05-15

今年も3月にビルボードで、先週はクアトロで…と拝見している高野寛さん。実は東京でのワンマンは久しぶりでした。前半緩やか、中盤からジワジワ上げていくライブは、新譜”Everything is Good”から5曲、同じく新譜”A-UN”から6曲。その他、オンラインでのみ発表されている"Demo"的な楽曲、完全な新曲、そして代表曲まで盛り沢山の約120分。

このところ終盤に連続して演奏されることが多かった「ベステンダンク」と「虹の都へ」を切り離して「ベステンダンク」を中盤に置いたり、新曲「魔法のメロディ」を披露して観客の反応を見たり(反応上々でした)、通常は「Another Proteus」がその役割を負う中盤の熱いインストパートを今回は「Salsa de Surf」が担ったり、「夢の中で会えるでしょう」だけではなく、「DAN☆SHARI」でもシンガロングがあったり。ライブで熟成してきた楽曲が「定番曲」と同じテンションで観客に届いているからこそできる様々な実験がそこかしこに見られたライブは、3人の日本屈指の職人たちによる繊細で温かいアンサンブルがあってこそ成立するものでもありました。

そうそう、ライブ終盤には来るべき30周年に関連した様々な構想を口にした高野さん。でも一方で「30周年は通過点。マジであと30年やりたい」とコメントし、会場が激しく盛り上がる場面もありましたよ。

高野寛 LIVE 2018
 "Everything is good"発売記念 Live tour Band ver. “Man-O-jishite”
(15 May 2018 / 渋谷Pleasure Pleasure)

高野寛+鈴木正人+宮川剛
01 (それは)music
02 Rambling Boat
03 とおくはなれて
04 ME AND MY SEA OTTER

高野寛 solo
05 夜の海を走って月を見た
06 魔法のメロディ
07 停留所まで
08 風をあつめて

高野寛+宮川剛
09 時代は変わる

高野寛+鈴木正人+宮川剛
10 Dog Year, Good Year
11 Salsa de Surf
12 ベステンダンク
13 泡の魔術
14 180°
15 Portrait
16 虹の都へ
17 DAN☆SHARI
18 みじかい歌

encore
19 Mondo Electro
20 夢の中で会えるでしょう
21 Everything is Good

高野寛: Vocal, Guitars
鈴木正人: Bass
宮川剛: Drums

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