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投資#63 未婚率の上昇の主な原因


書籍の情報

タイトル:「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実
著者:山口 慎太郎
出版社:光文社
発行日:2019年7月30日

書籍の要約

  • 近年、男女ともに50歳時未婚率(生涯未婚率)が上昇し、男性の約20%、女性の約10%が50歳時点で未婚である。

  • 未婚率の上昇の主な原因として、次の2つの変化がある。

  • ①    子育ての暗黙の費用上昇

  • ②    「分業の利益」の低下

  • 赤ちゃんの出生体重は、その後の人生に影響する。重いと成人後も健康で、知の指数や所得も高くなる傾向にある。だが、出生体重は日本を含む世界中の国々で減り続けている。

  • 今の育児休業制度(1年間)は、雇用保障と給付金が柱だ。雇用保障があることで、女性は出産後も仕事を続けやすい。育休期間を3年に延長する案がある。だが、これは女性の就業に影響がないとみられる。その理由としては、子供が一歳になれば保育園が利用しやすくなること、収入のため仕事に復帰したいと考える母親が多いことが挙げられる。

感想

未婚

少し前にこんなことを書かせてもらいました。

投資#58 マズローの欲求の5段階で結婚不要社会を分析する|umikirin (note.com)

私の単なる感想でしたが、この書籍により証拠としての、自分自身の意見にすこし自身が持てました。

ところが、この「結婚」は、夫婦の役割分担で成立したところが大きかったのでしょう。
しかし、夫の収入だけで妻子を養うことが難しくなったので、妻も働きに出ます。
夫婦ともに経済的に自立するようになり、
お互いに自由を求めることもできるようになった。
そうしたら、「結婚不要社会」に到達したということでしょうか。

投資#58 マズローの欲求の5段階で結婚不要社会を分析する|umikirin (note.com)


「分業の利益」の低下というのは、男女の収入差が縮まり、結婚して夫は仕事、妻は家事と分業するメリットが減っている、ことを言っています。

ただ、お互いの自由を求めることができるようになったことは原因ではなさそうです。

赤ちゃんの出生体重


ところで、我が家でも例外なく、上の子より、下の子が出生時の体重が重かったです。

それも、1.2倍以上!

上の子が生まれたときは、3000グラムを超えてはいましたが、

小ささもありますが、細さに当時、心配になりました。

よく考えてみれば、私自身の出生体重とさほど変わらないのですけれどもね。

一方、下の子は、生まれたときからずっしりと重みを感じました。

上の子の時とは違って、細さに心配する余地がありませんでした(笑)

2人とも、いまのとろ健康に育ってくれているので何よりです。

(と思っていますが、そのうち、あれもできるようになってほしい、これもできるようになってほしい、と親のエゴがたくさん出てきそうですが、いまのところはこのように思っています)

育児休業制度


また、育児休業制度ですが、私も3か月利用しました。

下の子のために育児休暇を取得しましたが、実際は、上の子の面倒を見るために取得したようなものです。

妻の負担は減ってくれていたらいいと思いましたけれども。

今振り返ってみれば、人にはよると思いますが、出産後、すぐの時期でなくて、いまのような、子供が2歳~5歳の時期に育児休暇が欲しんだよなと思います。

上の子が生まれたときも育児休暇を取ろうかと思いましたが、なんと妻に反対されました。。。

子ども1人であれば、ご自身で十分なそうです。それよりも、私が家にいるのがよくないのかな???

せめて、出生から3年間の中で好きな1年間を選べるようにしてほしいと思いました。

育児休業制度を作った人は、そんなこと感じたことなかったのでしょうね。

それにしても、この書籍は2019年の発行なので、この時期、保育園に入れたくても入れない状況であったはずですが、「子供が1歳になれば保育園が利用しやすくなる」というのは事実に基づいているのかな?と思いました。

保育園に入れる確率が上がっても、事実、保育園に入れずに空き待ちになり、もう1年育児休業を延長しなくてはならなかったということを耳にしていましたから。

人によって、受け取り方が違うのはそうなのですが。

経済学の観点からは、1年の育児休業と3年の育児休業がある場合、1年の育児休業がよいとのことなのでしょうけれども。

経済は、こういう人間っぽいところに関して、無味乾燥なので、物足りなさを感じます。

まとめ

未婚率の上昇の主な原因として、「分業の利益」の低下がある。

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